リッチブラックとは?

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リッチブラック

「リッチブラック」とは、印刷物を制作する際に墨(K)のインキにシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色を掛け合わせて作る「黒」のことで、混色の黒となります。リッチブラックは、墨(K)以外の色を加えることで、深みのある黒を表現しています。黒一色を使用するよりも、重厚感やしっとりとした高級感を演出することができます。

リッチブラックとは?

リッチブラックとは
「リッチブラック」とは、印刷物を制作する際に墨(K)のインキにシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色を掛け合わせて作る「黒」のことで、混色の黒となります。墨(K)以外のCMYカラーを加えることで、黒一色を使用するよりも重厚感やしっとりとした高級感のある黒を表現することが可能となります。一般的に、スミベタよりもリッチブラックのほうが美しくしまりのある黒に仕上がるとされています。

リッチブラックの推奨値

リッチブラックは、印刷会社によって推奨されている色の割合が異なります。
一般的なオフセット印刷においては、
・シアン(C):(30%)
・マゼンタ(M):(30%)
・イエロー(Y):(30%)
・ブラック(K):(100%)

のような配合がバランスの良いリッチブラックとしてしばしば使われています。
 
このほか、文字が多いデザインやズレが気になるという場合には、
・シアン(C):(20%)
・マゼンタ(M):(20%)
・イエロー(Y):(20%)
・ブラック(K):(100%)
のようにCMYを控えめにすることもあります。

リッチブラックのメリットと適した用途

リッチブラックメリット
リッチブラックには次のようなメリットがあります。

~リッチブラックのメリット~
〇深みと高級感のある発色
〇印刷ムラ(ピンホール)が目立ちにくい
〇コントラストが強調される

【〇深みと高級感のある発色】

墨(K)だけでは表現ができないような、しっとりとした深みのある黒を表現することが可能です。背景や面積の広い箇所へのベタ塗りに最適です。

【〇印刷ムラ(ピンホール)が目立ちにくい】

ほかのインキも重ねることで、ベタ塗り部分に小さな白い抜けであるピンホールが発生してしまった場合でも、下地の色でカバーされるため、目立たなくなるというメリットがあります。

【〇コントラストが強調される】

リッチブラックは、濃くてしまりのある黒になることで、写真やそのほかの鮮やかな要素を引き立ててくれるため、デザイン全体のメリハリやコントラストを強調することができます。

【リッチブラックの適した用途】

リッチブラックは、主に次のような用途に適しています。
・ポスター
・名刺の背景
・パッケージなど
また、黒を「しっかり濃く、美しく」見せたい部分に最適です。

リッチブラックの注意点

リッチブラック注意点
リッチブラックには、次のような注意点があります。

~リッチブラックの注意点~
▲版ズレ(見当ズレ)による文字のにじみ
▲インキが乾きにくいことによる汚れや裏移り
▲コストアップの可能性がある

【▲版ズレ(見当ズレ)による文字のにじみ】

リッチブラックを文字や細かいオブジェクトに使用した場合、版ズレ(見当ズレ)が起こりやすくなります。というのも、リッチブラックはCMYKの4色を掛け合わせているため、紙の収縮によって起こるわずかなズレが生じやすく、細かい文字や線がにじんでいるように仕上がるため、不向きと言えます。したがって、小さな文字や細い線、QRコードには黒1色(K100%)であるスミベタを使用するのが基本です。
このほか、「リッチブラック」と「K100%」の黒は、モニター画面上では同一色に見えても、実際に紙に印刷すると色が異なって仕上がりますので、背景やオブジェクトに使用する際には注意が必要です。
 

CMYKに関する詳しい内容は、CMYKとは?をご覧ください。

【▲インキが乾きにくいことによる汚れや裏移り】

リッチブラックは、インキを大量に使うことによって乾燥しにくくなります。そのため、印刷した用紙を重ねた際に裏面にインキが裏移りしてしまったり、紙同士がくっついてはがれなくなってしまうブロッキングのリスクがあります。

【▲コストアップの可能性がある】

一般的に、インキの総使用量が印刷会社の規定である、250〜300%以内を超えてしまうと、特別対応が必要となり、納期やコストアップしてしまう可能性があります。

まとめ

リッチブラックは、墨(K)にCMYの色を加えることによって、作り出される深みのある黒のことでしたね。
リッチブラックを使用する際には、今回ご紹介しましたメリットとデメリットを考慮するようにしましょう。
 
 
 
 
 
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