UV印刷とは？

「UV印刷」とは、紫外線を照射しすることにより、瞬時に硬化・乾燥する「UVインキ」を使用した印刷方法です。
UV印刷は、通常のオフセット印刷とは異なりインキが瞬間的に乾くことから仕上がりが速く、その結果短納期につながるなどのメリットがあります。

UV印刷とは？

UV印刷のUVとは、紫外線(Ultra Violet ray)のことです。
UV印刷では、紫外線を照射することで、瞬時に硬化・乾燥する「UVインキ」を使用した印刷方法です。
通常のオフセット印刷ではインキを乾燥させる時間が必要となりますが、その一方でUV印刷はインキが瞬間的に乾くことから乾燥にかかる時間を必要としないのが特徴です。つまり、その結果すぐに次の工程作業を行うことが可能にあんるため、納期短縮につながります。

UV印刷のメリット

①瞬時に乾燥するため短納期が可能

UV印刷を使う一番のメリットは、乾燥するまでに時間がかからないこと。そのため納期短縮の効果が期待できます。

②パウダーを使わないからざらつきや変色が起こりにくい

UV印刷はインキを瞬間的に硬化させることから、印刷パウダーを使用する必要がなく、パウダーによるトラブルを防ぐことができます。

③耐摩耗性・耐久性に優れている

UV印刷は瞬間的に硬い皮膜を形成します。そのことから、油性インキに比べて耐摩耗性に優れており、パッケージなどの印刷にも最適です。
また、UV印刷はインキ皮膜が硬いため、キズが付きにくいという特長があります。そのため、耐久性のある印刷物を作る場合におすすめです。

④インクを吸収しない特殊紙にも印刷可能

UV印刷は特殊紙、光沢紙、合成紙はもちろんのこと、おもちゃや化粧品などのパッケージ、オリジナルのスマホケース等にも採用されることが多い印刷方法です。

⑤人体・環境にもやさしい

UV印刷を行う場合、紫外線を照射する印刷機が必要です。これまでは強力なUV光を必要とし、その設備も大がかりなものでしたが、現在では印刷機がコンパクトになり、紫外線ランプも少なくて済むようになりました。オゾンが発生しない波長の紫外線を使用しているため臭気も発生しません。また、乾燥促進剤として使用される溶剤(VOC)を使用しないことから、排ガスの発生も抑えられます。

⑥乾燥に必要な溶剤を必要としない

一般的な印刷では、早く乾燥させる目的からインキには、溶剤が含まれています。しかしながら、UV印刷には溶剤が必要ないため、大気中に溶剤を放散することもなく、環境にやさしい印刷技術といえます。

まとめ

UV印刷は、さまざまなシーンで使用されている信頼性の高い印刷手法です。
大ロットを短納期で納品しなければいけないケースはもちろんのこと、クリアファイルやPOPなどに使用されるPET、クリアファイルの素材であるPP、ポスターなどに使われる合成紙といったインキを吸収しない素材を使う場合にはUV印刷をおすすめします。
 
 
 
 
 

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