「四つ折り」とは、印刷物を2回折りたたむことによって4面構成とする加工の仕方です。
四つ折り加工には、次のようなメリットがあります。
・コスト効率が良い
・見やすく情報を分割できる
・持ち運びや収納がしやすい
今回は、種類についても解説します。
四つ折りとは、印刷物を2回折りたたんで4面構成にする加工の方法のことです。
そもそも四つ折りの起源は、紙が貴重であった時代までさかのぼります。1枚の紙の限られたスペースを最大限に活かすために、折りたたむことでさまざまな情報を収める工夫をしていたのです。
それが、印刷技術の発展とともに、商業印刷においてこの四つ折り加工が広く採用されるようになり、配布型の広告やイベント案内において定番となりました。昨今では、高速な折り加工が可能な機械が登場し、大量生産もできるようになりました。
四つ折り加工には、以下のようなメリットがあります。
四つ折り加工は、1枚の用紙を有効活用し、情報量をアップさせることが可能です。
折りを活用して、ストーリー性を持たせたり、展開した際にインパクトを与えることもできます。
四つ折り加工は、視覚的整理が可能です。各面に情報を分割することで、受け取り手にわかりやすく伝えることができます。
冊子の形にせずとも、8ページ分の異なるデザイン面を持たせることができるのです。
四つ折り加工のように、1枚の用紙を折りたたむことで、手軽に持ち運びや収納がしやすくなります。
またコンパクトな形状にまとめられるため、配布物としても向いています。
このほか、折った状態から簡単に広げることができるのもメリットといえます。
四つ折り加工を製作する際、以下のポイントを押さえることで、より効果的な印刷物を作成することができます。
☑折り方向の決定:情報内容やデザインに応じて、縦方向または横方向の折りを決めます。
☑折り加工の完成度:折り目のずれなどを防ぐために、専用の機械を使用して、正確に加工します。
☑レイアウトの工夫:折った箇所に重要な情報が記載されないように、デザインを工夫します。
☑折り加工後の仕上げ:折り加工後に表面の仕上げや、必要に応じてラミネート加工等を施すことにより耐久性が高まります。
四つ折りは、現在では以下のようなさまざまな印刷物で広く活用されています。
■広告チラシ:キャンペーンや特売情報などをコンパクトにまとめることで、郵送や配布用としても活用できます。
■観光ガイド:さまざまな施設の案内用として、また地図などの情報を小さく折りたたむことで持ち運びに便利です。
■イベント案内:イベントのプログラムや会場案内を整理し、出席者に配布するのに適しています。
四つ折りの種類には、次のようなものがあります。
巻き四つ折りとは、1枚の用紙を二つ折りにし、その後もう一度同じ方向に二つ折りする折り方のことです。こうすることで、1枚の用紙を4面に分割することができます。
冊子にせずとも8ページ分の異なるデザイン面を持たせることができ、折った状態から簡単に広げることができるのが特徴です。
巻き巻き四つ折りとは、1枚の用紙を4分割し、紙面を端から順番に、くる・くると中に折り込んでいく折り方のことです。
簡単にいうと、4分割した紙面を、紙端から順に3回折った構造となります。巻き巻き四つ折りを作る際には、折り込んでいった際の紙の厚みを考慮して、幅を短めに設計しておくのがポイントです。
1枚の用紙をコンパクトサイズにできることに加えて、展開するにしたがって徐々に中身が見えてくるという特徴があります。パンフレットやリーフレットによく使われる加工方法です。
表紙側から順に展開するため、水族館などの館内の順路を案内する際にも便利です。
外四つ折りとは、1枚の用紙を山折りと谷折りとで交互に折って4分割する折り方のことです。
一般的に、表面を外側に見せたいときに使用され、パンフレットやカタログなどで多く採用されています。
直角四つ折りは、紙の長いほうの辺を半分に二つ折りし、90度回転させてさらに二つ折りにする折り方のことです。
紙を展開すると十字の折り線ができ、紙面が表と裏とで8面になります。このことから、十字折りやクロス8頁折りとも呼ばれています。
用紙のサイズがB2であればB4サイズにまでコンパクトにたためますので、新聞の折り込みにできるサイズとなります。
・紙の種類や厚みによっては、折り目にひびが入る可能性がある。
・折り目が作られることから、デザインやレイアウトを考慮する必要があり、デザインに制約や工夫が求められる。
・折り加工は追加工程となることから、シンプルな印刷の時よりもコスト増になる。
四つ折りは、コスト効率が良くコンパクトなのに情報整理に優れた加工方法です。
そのため、各種広告やイベント案内、観光情報などさまざまなシーンで広く活用されています。
用途やデザインに応じた工夫をしていくことで、四つ折りの印刷物はさらに効果的なツールとして活用していけることでしょう。
大倉印刷でも四つ折り加工を承っております。
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