「網点」とは、印刷物の濃淡を表現するための網状の点のことです。
網点は、小さい点の集合体となっており、文字や線、写真などすべてがこれにより表現されています。
点が小さく密度が低いほど色は薄く、逆に点が大きく密度が高いほど色は濃くなります。
網点とは、印刷物の濃淡を表現するための網状の点のことです。
印刷物をルーペを使ってよく見てみると、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)で印刷された小さな点がいくつもあることが分かります。
この点を網点といい、網点の集合体によって印刷物が表現されているのです。
点が小さく、密度が低いほど色は薄くなり、逆に点が大きく密度が高いほど色は濃く表現され、濃淡のある印刷物はこの網点の大きさを組み合わせることで再現されます。
網点の密度を表す際には、「スクリーン線数」という言葉を使います。スクリーン線数とは、印刷の細かさのことで「lpi」という単位で表されます。スクリーン線数を高くするほどに、綺麗にグラデーションを表現することができます。
網点の目が粗すぎる場合、版を通り抜けて印刷がつぶれてベタ塗になってしまいます。また逆に網点が細かすぎると、シルクスクリーンの版にインクが詰まって目詰まりを起こし印刷が出なくなってしまいます。印刷するものが布系のものかプラスチック系のものかなど、素材の違いによっても網点がつぶれてしまったり、印刷する時の力具合によってムラが出たりするケースもあります。
モアレとは、網点表現をしたときに意図せず規則性のある模様が浮かびあがってしまうことです。違う幅の網点同士を重ねたときに、模様が見えて目がチカチカするように感じるのもその一つです。シルクスクリーンでは主に、版のメッシュと網点の数や角度、印刷する生地の網目などが影響し合って現れることがあります。また、広範囲に渡って網点をかけることによっても起こりやすいので、大きな網点のデザインを入れるときは注意が必要です。
モアレに関する詳しい内容は「モアレとは?」をご覧ください。
網点は印刷において色彩や濃淡の表現に用いられる小さな点です。印刷物の仕上がりはその網点の密度によって大きく異なります。ただ、その分細かく色を調節しなければならず熟練した技能が必要となります。
また網点同士が干渉しあうことでモアレと呼ばれる模様が生じやすくなります。モアレを目立たなくするために、印刷業界においてはそれぞれの版の角度を変えて配置した状態で印刷しています。ただしトーンの変形や写真素材のスキャンなどによって、モアレが思わぬ形で目立ってしまうこともあるので注意が必要です。
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網点はもちろん、その他印刷用語辞典に記載されてる内容、載っていないものでも、まだまだ更新中の用語辞典ですので、どんなことでもあらゆるご質問やご不明点に誠心誠意対応させていただきます。
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