
「耐光(たいこう)インキ」とは、通常のインキよりも太陽光や蛍光灯によって印刷物が色あせるのを防ぐ、退色耐性に優れた特殊なインキです。
耐光インキは、長期間にわたり屋外で太陽光にさらされる可能性のあるポスターなどに用いられています。
今回は、主な用途や特徴、注意点についてもお話します。
耐光インキとは、通常のインキよりも太陽光や蛍光灯に含まれる紫外線の影響により、印刷物が色あせてしまうのを防ぐ、退色耐性に優れた特殊なインキのことです。耐光インキは、太陽光をはじめとした光の影響を受けにくいようにつくられており、通常のインキよりも4倍、6倍、12倍も強いものまで幅広く存在します。
じつは耐光インキは、通常インキに耐性成分を混合して作られているわけではありません。具体的には、赤色の耐光インキの顔料は、やはり「赤を発色」することが条件です。それに加えて「太陽光への耐性」が強い新たな顔料の開発、研究で探求します。つまり、同じ赤色ではあっても通常のインキ顔料と耐光インキの顔料とでは、化学的観点からすると全く別の物質というわけです。

主にカラー印刷で用いられる「色の表現方法」であるCMYKのうち、C(シアン)とK(ブラック)の顔料自体が、そもそも強靭な耐光性を備えています。そのため、これら2色を特別に「耐光インキ」と呼ぶことは通常ありません。もともと耐光性が低いM(マゼンタ)やY(イエロー)とは異なり、CとK単体で使用した場合、日差しに強く長期間退色しにくいのが特徴です。
耐光インキは光に対する耐久性であることに対して、耐候インキは雨風や湿気など、自然環境による影響に対する耐久性も含まれます。

・屋外広告
・屋外ステッカー
・選挙ポスター
・長期間陳列される商品パッケージ
など幅広く活用されています。
〇退色しにくい:紫外線の影響で顔料の構造が破壊されるのを防いでくれるため、通常のインキに比べて屋外でも鮮やかな発色を長期間保てます。
▲色鮮やかさの低下:通常のインキよりも色味がやや沈んだり、表現できない色がある場合もあります。
希釈する際、インキを薄めて使用すると、耐光性が極端に低下するため注意が必要です。
耐光インキは、印刷物が屋外でも退色しにくい性質を持ったインキのことでしたね。
屋外で使用する印刷物には、耐光インキを使用するということを覚えておくと良いでしょう。
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