
「禁則処理(きんそくしょり)」とは、日本語の文章を見やすく、読みやすくするためのルールに則って調整することを指します。
禁則処理の代表的なルールは…
☑行頭禁則
☑行末禁則
☑分割禁則
などが挙げられます。
早速くわしく見ていきましょう。

「禁則処理(きんそくしょり)」とは、日本語の文章を見やすく、読みやすくするためのルールに則って調整することを指します。
禁則処理は、文章を作成する際に句読点(「、」や「。」)や閉じカッコ(「」」など)が行頭に配置されてしまったり、逆に開きカッコが行末に配置されてしまうのを防止するためのルールです。レイアウトを整え、文章を読みやすくするために自動的または手動で文字の位置を調整する処理です。
禁則処理には、主に以下の3つのルールがあります。
行の先頭に、句読点(「、」や「。」)、閉じカッコ「」」、中黒「・」、長音符「ー」などは配置しません。これらは、前の行の末尾に移動させる必要があります。
行の末尾に開きカッコ「(」「「」などは配置しません。次の行の先頭に移動させる必要があります。
数字や英単語などを途中で改行して分断しないように、単語全体を次の行に送る必要があります。
禁則処理のルールに該当する文字をそのままの状態にしておくことで、体裁が悪く見えてしまいます。以下の方法で文章の収まりを調整します。禁則処理の具体的な調整方法は、「追い込み」と「追い出し」があります。
行頭に配置できない文字を前の行に送り、文字の間隔(あき)を少し詰めて調整する方法です。
行末に配置できない文字とその前の文字をまとめて、次の行の先頭に送り調整する方法です。

禁則処理では句読点について特別に設定項目があります。たとえば、行頭に句読点が配置されてしまう場合には、行末に収める組版処理を行います。これをぶら下げと呼びます。横書きの場合には、右側にぶら下げられます。原稿用紙以外の文書においては、禁則処理がレイアウトの自動調整機能と連動しており、文字サイズや行間、余白を変更すると改行位置も変更されることがあるため、注意が必要です。
〇はみ出し配置
⇒行の最後に「、」や「。」がきた際、文字の枠やマージンの外側にはみ出させて配置します。
〇見た目の安定
⇒ぶら下げによって、行の終わりがきれいにそろうため、文章のリズムや美しさが保たれます。
〇対象となる文字
⇒主に句点(。)や読点(、)に対して使われます。
WindowsのWordでは、次のような設定で禁則処理が行えます。
【レイアウト>ページ設定>文字数と行数】
Mac版のWordでは、次のような設定で禁則処理が行えます。
【上部メニューのフォーマッ>ページ設定>段落>体裁】
仕上げの工程で、行頭や行末に不自然な文字が配置されていないかをしっかりと確認しておくようにしましょう。
禁則処理は、日本語の組版において見た目にも美しく、読みやすい文章を作成するための重要なルールです。今後の文章作成時の参考にしていただければ幸いです。
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