掛け合わせとは？

掛け合わせとは、多色印刷で2色以上の色を重ねて色の階調を表現することです。
掛け合わせとは、「C（シアン）＋M（マゼンタ）」や「C（シアン）＋M（マゼンタ）＋Y（イエロー）」などの色が重なっているもののことです。
各色のパーセンテージによって、異なる色を表現することが可能です。

掛け合わせとは？

掛け合わせとは、多色印刷で2色以上の色を重ねることで色の階調を表現することです。
「C（シアン）＋M（マゼンタ）」や「C（シアン）＋M（マゼンタ）＋Y（イエロー）」などのように、色が重なっているものが掛け合わせとなります。
たとえば、紫は、「C（シアン）＋M（マゼンタ）」の掛け合わせによって表現することができます。
インクジェットプリンタやレーザープリンタやオフセット印刷機では主にこの掛け合わせによって少ない色数（4～12色）でもさまざまな色が表現できるのです。

掛け合わせの注意点とは？

掛け合わせの注意点の一つ目は、掛け合わせの種類によっては、総インキ量が多くなりすぎてしまい、乾きづらくなるという点が挙げられます。この場合、裏移りなどの印刷汚れが生じてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
また、掛け合わせによって黒を表現する際、網点*の構成上の問題から、明朝体の小さめの文字や細い罫線などは黒以外の色が周辺に表現されてしまうこともあります。IllustratorやInDesignの画面上では掛け合わせの黒と単色での黒（ブラック）とではほとんど見分けがつきません。掛け合わせの黒と単色での黒（ブラック）が知らず知らずのうちに混じってしまい、文章の途中や段落によって文字の色が変化してしまうことも考えられます。そのため、色の設定には注意が必要です。
 
*網点に関する詳しい内容は「網点とは？」をご覧ください。

まとめ

掛け合わせとは、2色以上の色を重ねることでさまざまな色の階調を表現するということでした。
私たちが普段目にしている印刷物は、掛け合わせを行うことで、表現されているのですね。
 
 
 
 
 
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