「中綴じ」とは、冊子を作成する際の一般的な製本方法のひとつです。
中綴じは、印刷した用紙を重ねて中央から二つ折りにし、折り目部分に針金や糸を通して固定する製本方法です。
折り目部分を針金で固定する方法を「針金綴じ」、糸を通して固定する方法を「ミシン綴じ」とそれぞれ呼ぶこともあります。
中綴じとは、冊子を作成する際のスタンダードな製本方法のひとつです。中綴じは、印刷した用紙を重ねて中心から二つ折りにし、折った部分を針金や糸で綴じて製本します。
冊子の外側から内側に向かってステープルと呼ばれる針金を打ち込む形が一般的で、この場合は「針金綴じ」とも呼ばれます。この方法は、ページ数の少ない小冊子やカタログ、週刊誌などに広く使われています。
また、糸で綴じる場合にはミシンが使われるため「ミシン綴じ」とも呼ばれ、ノートや絵本などによく使われます。
中綴じ製本の工程は、本文用紙を重ねて針金や糸で綴じるだけです。糊を使用する無線綴じなどの製本方法より作業工程が少ないことから、部数によっては他の方法より比較的低予算で製本できます。
中綴じは8~52ページの用紙を綴じる際によく使われます。一方で、接着剤を使って製本する無線綴じなどは、糊代として冊子の背部分の厚みが必要になるため、24ページ以下の製本には不向きとなります。
中綴じは、見開きページを180度しっかりと開くことができます。そのため、写真や絵、地図など左右の見開きページ全体にデザインが配置される印刷物に向いています。
また、ページを開いた状態をキープできることから、冊子の内容を見ながら会話をする商談などにも活用しやすいでしょう。
中綴じは、総ページ数を必ず4の倍数にしなければなりません。というのも、中綴じは用紙を重ねて二つ折りにして綴じるため、用紙1枚の裏表に4ページ印刷することになります。また製本できるページ数も4の倍数です。表紙を含めると最低8ページの原稿が必要ということになります。
全体のページ数が4の倍数にならない場合には、白紙ページの挿入やレイアウトの変更によるページ数の調整が必要となります。
食品・教育・介護などの業界では、怪我や異物混入を防ぐ観点から、針金は使用禁止になっていることがあります。そのため、関連する業界に向けて冊子を作る場合は注意が必要です。針金を使わない無線綴じやミシン綴じでの製本を検討するとよいでしょう。
中綴じの印刷物を一般の企業で作る場合、考えられるのは会社概要や商品カタログ、パンフレットなどが考えられます。
中綴じはページ数の少ない冊子には見た目がスッキリとして最適です。
また、印刷物を作る際には、印刷用途やページ数に注意して綴じ方を選ぶようにしましょう。
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