「特色」とは、印刷において通常の4色のインキ(CMYK)では表現できない色や、色をブレさせないためにCMYKとは別に調合されたインキのことです。
特色のわかりやすい例を挙げてみますと、「金」や「銀」などです。折り紙セットでも1、2枚しか入っておらず特別感があります。
その他にも、蛍光色をはじめ、さまざまな色のバリエーションがあります。
特色とは、特別に調合したインキで印刷することです。
印刷において、通常の「4色フルカラー印刷」が一般的です。
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(クロ)の4つの色の配合や濃淡の違いによってさまざまな色を表現することができます。
これに対して、「特色」は4色のインキでは表現できない色や、色がブレないように別途調合されます。
例えば、「金」や「銀」「蛍光色」などさまざまな色のラインナップがあります。
☑企業のコーポレートカラーが指定されている
☑CMYKの4色フルカラーでは再現できない色を使用したいとき
☑色数が少ないとき
☑カラーで印刷するより予算を安く抑えたいとき
特色インキは、インキ会社から別途取り寄せが必要となります。中には、一からインキを調合することも。それによって、「データを入稿後すぐに印刷する!」ということができません。
また、特色用にインキを取り寄せたり、または新たにインキを作るとなると、通常の印刷よりも費用がかかってしまいます。金額面でのトラブルを発生させないためにも、見積もり段階で特色を使うということを必ず印刷会社に伝えておきましょう。
なお、特色の中でも色によって金額が異なりますので、どういった特色を使いたいのかを伝えることも大切です。
具体的な特色の番号が決まっていない場合は、「蛍光色」「金色」など、ざっくりとした色だけでも伝えるようにしましょう。
特色は、各インキメーカーが見本帳を作っており、その中から希望の特色の番号を指定することが多くなっています。
ただ、見本帳が発行される時期によって、「同じ番号でも色が違う!」なんてこともあり得ます。
そのため、できるだけ希望する特色のチップの現物を印刷会社に渡して、「これと同じ色を使ってください」と伝えると安心です。
特色とは、通常の4色のインキ(CMYK)では表現できない色や、色をブレさせないために別途調合された色のことでした。
印刷ミスを防ぐためにも、特色で印刷したい場合には、しっかりと印刷会社に伝えるように心がけましょう。
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