「坪量(つぼりょう)」とは、用紙の重さを表す言葉で、1枚・1平方メートルあたりの重量のことを指します。
坪量は、用紙の規格を表す基本的な情報であり、一般的に用紙を選定する際にしばしば参照される重要な項目として挙げられます。
今回は、実際の印刷物の重さの計算方法についてもご紹介します。
坪量とは、用紙の重量を表す言葉で、1枚・1平方メートルあたりの紙の重量のことを指します。
具体的な例を挙げますと、坪量が「1平方メートルあたり100g」の紙とは、「用紙の面積が1平方メートルのときの重量が100g」という意味となります。つまり、基本的には坪量が大きければ大きいほど厚い紙というわけです。
家庭やオフィスでよく使用されているコピー用紙などに、この単位が記載されているラベルが貼られているのを見たことがある方もいらっしゃることでしょう。
ちなみに、一般的なコピー用紙の坪量は64~68g/㎡です。
これに対して、連量という言葉もあります。連量の連とは、ある規定の寸法に仕上げられた紙1,000枚(1連(1R))のこと、そして連量とは、1連(1R)の用紙の重量のことを指しており、単位はkgで表示されます。この連量とは用紙の厚みを把握するための目安となっています。
印刷会社や用紙を取り扱う企業では、一度の取引で大量の紙を扱うことが多いことから、このような単位が必要なのです。
具体的には、ある決まった寸法の紙が3,000枚あれば3連、4,500枚あった場合は4.5連と表記されます。
連量に関する詳しい内容は、「連量(れんりょう)とは?」をご覧ください。
印刷物の重さは、以下の計算式から求めることができます。
ここでは、例としてA4のチラシと16ページのパンフレットの重さを計算してみましょう。
〔A4のチラシの場合〕
・コート紙73kgの坪量は84.9g/㎡
・A4の面積は297mm×210mm(0.297m×0.21m=0.06237㎡)
これを先ほどの計算式に当てはめると…
印刷物の重量(g)=84.9g/㎡(坪量)×(0.297m×0.21m)=5.295213
となって、1枚当たり約5.3gであるということがわかりましたね。
さらに、1,000枚分の重さは、5.3g×1,000枚=5,300g=5.3kgとなり、コート73kgの紙を使用したA4チラシ1,000枚の重さが求められます。
〔16ページのパンフレットの場合〕
次に16ページで作られたパンフレットの重さを求めてみましょう。
・コート110kgの坪量は127.9g/㎡
・A4の面積は297mm×210mm(0.297m×0.21m=0.06237㎡)
・16ページのパンフレットは、A4サイズだと8枚分
これを先ほどの計算式に当てはめると…
印刷物の重量(g)=127.9g/㎡(坪量)×(0.297m×0.21m)×8枚=63.816…
となり、1冊当たり約63.8gであるということがわかりました。
さらに1,000部分の重さは、63.8g×1,000部=63,800g=63.8㎏となり、コート110㎏の紙を使用した16ページのパンフレット1,000部の重さが求められます。
以上のように印刷物の重量を算出することで、段ボールなどに梱包する際の目安にもすることができますね。
今回は、坪量についてご紹介してきましたがいかがでしょうか。
用紙の坪量や連量、仕上がりサイズなどがわかっていれば、実物が無くても印刷物がどれくらいの重量になるかを求めることができます。
重量によって発送費用が変わるケースにおいては、印刷前にどれくらいの重さになるかを知っておくことで、どれくらいの費用が掛かるのかイメージしやすくなるでしょう。
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