「CTP」とは、Computer To Plate(コンピューター・トゥ・プレート)の略で、刷版(印刷用の版)を作成する製版方式のことです。
CTPでは、プレートセッターと呼ばれる機械によってフィルム出力の工程をデジタル化することで、データを直接刷版に焼付けることが可能です。
今回は、オフセット印刷との違いについても解説します。
「CTP」とは、Computer To Plate(コンピューター・トゥ・プレート)の略で、フィルムを作成せずに直接版を作る製版方式で、現在では主流となっています。もともとCTPが登場する以前は、印刷データから一度フィルムを出力し、それを刷版に焼き付けるといった工程を経るのが一般的でした。こうした従来の方法を、プレートセッターと呼ばれる機械を用いることで、フィルム出力の工程をデジタル化でき、データを直接刷版に焼付けることを可能にしました。
「CTP」のメリットは以下の3つが挙げられます。
「CTP」のメリット1つ目は、製版時間の短縮によるコストダウンです。CTPでは、従来行われていたフィルム出力の工程を削除していることで、製版の時間が短くなり、コスト削減につながります。
「CTP」のメリット2つ目は、刷版の品質の向上や安定が挙げられます。従来型では存在していたフィルム出力の工程をなくしていることで、ドットロスを防ぐことができ、高品質の刷版を作ることができます。また、焼き付ける際の精度も向上しているため、さらに高い品質の刷版を作成可能です。
「CTP」のメリット3つ目は、環境への負荷の軽減が考えられます。従来フィルムそのものであったり、フィルム出力に必要だった現像液等を使用しなくなったことによって、環境にやさしい方法で印刷することが可能となりました。
繰り返しになりますが、「CTP」とは製版方式のことです。それに対して、「オフセット印刷」とは印刷方式のことです。
オフセット印刷は、平らな刷版を使用した印刷方式のことで、CTPで作成された刷版を使用するケースもありますし、フィルムを作って製版した刷版を使用することもあります。
オフセット印刷に関する詳しい内容は、「オフセット印刷とは?」をご覧ください。
今回は、CTPについて解説してきましたが、いかがでしょうか。
CTPは、従来型にあった「フィルムを刷版に焼き付ける」という工程を省くことで、製版の時間を短縮し、コストを削減することができます。また、フィルム出力の工程がなくなったことで、ドットロスを防ぎ、高品質の刷版を作成することも可能です。さらには、フィルム出力に必要な現像液などが不要となったことで、環境への負担軽減にもつながります。
CTPは、オフセット印刷を行うための製版技術であり、オフセット印刷の品質向上と効率化に貢献しているといえるでしょう。
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