台割表とは?

データデザイン
台割表

「台割表」とは、冊子を作る際にどのような順序で、何をどれくらいのボリュームで掲載するのかを把握、設計するための表のことです。
台割表を確認することによって、冊子やパンフレットの全体像をイメージしやすくなります。
また、各工程の完成イメージを共有することが可能となることから、作業をスムーズに進めることができます。
今回は、台割表の種類についてもご紹介します。

台割表とは?

台割表とは、冊子の構成を各ページごとにまとめて、分かりやすく一覧にしたものです。冊子を作成する際にどのような順序で、何をどれくらいのボリュームで掲載するのかを把握するための表となります。台割表を作成することで、冊子に掲載する内容が決まり、それにともなって写真の数や原稿量も決まっていきます。だいたいの文章量がわかれば、原稿執筆の依頼や校正もしやすくなります。また、台割表があれば、各工程の完成イメージを共有することができ、掲載の順序の変更や内容の修正、追加もしやすく、工程ごとに役割分担をして進めることも可能となります。
このように、台割表は作業をスムーズに進めていくうえで大変重宝されています。

台割表の種類

台割表には「見開きタイプ」と「一覧表タイプ」の2種類があります。主にExcelやPowerPointを利用して作成されることが多くなっています。ただし、伝わる内容であれば手書きでも問題ありません。

【台割表:「見開きタイプ」】

台割表1
台割表の見開きタイプは、各ページに対応するように四角形をページに見立てて並べ、図にして作成されます。
表紙と裏表紙セットから始まり、2~3ページ部分の見開き、4~5ページ部分…のようにして冊子の見開き単位で作成していきます。このようにすることで、ページ内に文字がどれくらいの割合を占めているのか、写真をどこに配置するのかを視覚的に把握することが可能となります。

〇「見開きタイプ」のメリット

冊子の実際の仕上がりイメージに近い状態で構成を把握することができる。つまり、冊子全体の流れを決定しやすく、イラストや写真の配置イメージもしやすくなる。

▲「見開きタイプ」のデメリット

ページ数が多い冊子の場合、台割表自体の管理が困難となる。

【台割表:「一覧表タイプ」】

台割表2
台割表の一覧表タイプは、冊子全体の仕様や内容、ページ数などを一覧にしてまとめられています。この一覧には、ページ数や記事内容のほか、色数や用紙など、さまざまな情報を記載することができます。汎用性が高いことから、原稿執筆スケジュールや担当者などを記載する場合もあります。ページ数が多い冊子や複雑な構成内容の冊子に向いている台割表と言えます。

〇「一覧表タイプ」のメリット

ぺージ数の多い冊子に適している。
記事内容以外にも、執筆担当者や入稿スケジュール、用紙の銘柄、色数などさまざまな情報を記載できる。

▲「一覧表タイプ」のデメリット

見開きタイプのように冊子全体の構成を把握しづらい点もある。
台割表を作る際に、冊子に展開された場合を意識しないと、見開きページが見開きにならず、その結果記事が思わぬところで切れてしまうこともある。

まとめ

今回は、台割表についてご紹介してきました。
台割表は、冊子を作る際にあると便利な設計図のような役割を持っていましたね。そのため、冊子を作る際には最初に作っておきたいものです。台割表があれば、多少のレイアウト変更が生じた場合でも、全体像を崩さなくても対応が可能となります。台割表で各工程を共有し、イメージ通りの印刷物を作成しましょう!
 
 
 
 
 

大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
培った実績と経験で、短納期案件や少部数から多部数をこなしてきた豊富な実績がございます。
お客様の様々なニーズに応えるワンストップ生産体制にて、印刷、製本加工、納品・発送までの一貫生産
都内有数印刷機器の保有数です。
文京区に自社および自社工場を持つ利便性の良さをお客様のご要望に最大限活用させていただきたいと思っております。
大倉印刷だからこそ、できる形をご案内させていただきます。
 
台割表はもちろん、その他印刷用語辞典に記載されてる内容、載っていないものでも、まだまだ更新中の用語辞典ですので、どんなことでもあらゆるご質問やご不明点に誠心誠意対応させていただきます。
お気軽にご相談お問い合わせください。

#台割表 #台割表見開きタイプ #台割表一覧タイプ #大倉印刷 #印刷 #製本加工 #文京区印刷製本 #印刷会社 #製本会社 #用語集

大倉印刷では印刷、製本のお困り事に真摯に対応させて頂きます。
お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら
オフィシャルサイト