「順目(じゅんめ)」とは、印刷物を加工する際、折の目が紙目と一致するもののことをいいます。
順目は、紙の繊維の方向に沿って折ることができるため折りやすく、自然な仕上がりになります。
また、冊子を加工する際は、順目で加工することで開きやすくなります。
順目とは、紙目*に対して折る方向が平行なもののことです。
そもそも、用紙の繊維の向きのことを紙目と呼びますが、印刷物を加工する際の折り目が紙目と一致するものを順目と呼びます。
また、それとは逆に紙目に対して折り目が一致せず、紙目に垂直なもののことを逆目(ぎゃくめ)といいます。
*紙目に関する詳しい内容は「紙目とは?」をご覧ください。
折り加工が必要な印刷物の場合、紙とデータが順目であればきれいに折ることが可能です。
その一方で、紙目に対して垂直な逆目の方向に折り加工をする場合、紙の繊維が折り加工に反発してしまうことから、折り目の表面が裂ける、背割れ、ひびなどのトラブルが発生しやすくなります。また、折りがきれいにならないことで、重ねて揃えた際に背がバラバラになってしまうという弊害も。したがって、折り加工が必要となる印刷物の場合には、紙目と折る線が順目になるようにデータを作成するようにしましょう。
冊子の場合は、順目で加工することで開きやすくなるというメリットがあります。
このほか、折り加工以外でも、スタンドPOPなどのように縦の状態で立てかけられる印刷物を逆目方向で印刷してしまうと、上側が前に反ってお辞儀をする形になってしまいます。また、電車の中吊り広告なども乾燥や湿気によって丸まってきてしまうケースもあります。そのことから、このような印刷物を製作する場合にも順目で印刷することをおすすめします。
今回は、順目についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。
順目は、加工することが前提となっている印刷物には特に意識しなければいけないポイントです。
仕上がりが左右されてしまうと言っても過言ではありませんので、しっかりと確認しておきましょう。
大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
培った実績と経験で、短納期案件や少部数から多部数をこなしてきた豊富な実績がございます。
お客様の様々なニーズに応えるワンストップ生産体制にて、印刷、製本加工、納品・発送までの一貫生産
都内有数印刷機器の保有数です。
文京区に自社および自社工場を持つ利便性の良さをお客様のご要望に最大限活用させていただきたいと思っております。
大倉印刷だからこそ、できる形をご案内させていただきます。
順目はもちろん、その他印刷用語辞典に記載されてる内容、載っていないものでも、まだまだ更新中の用語辞典ですので、どんなことでもあらゆるご質問やご不明点に誠心誠意対応させていただきます。
お気軽にご相談お問い合わせください。
#順目 #逆目 #紙目 #大倉印刷 #印刷 #製本加工 #文京区印刷製本 #印刷会社 #製本会社 #用語集
Copyright © 大倉印刷株式会社 All Rights Reserved.