ニス加工とは?

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ニス加工

「ニス加工」とは、ニス引き加工とも呼ばれ、数ある特殊加工のひとつです。
ニス加工とは、印刷物の表面にニス(樹脂液)でコーティングする加工です。
印刷工程の際に同時に加工を施すことで、PP加工と比べて納期が短くコストも抑えることができます。

ニス加工とは?

ニス加工とは、印刷物の表面に樹脂製の液体であるニスを塗ることによって、印刷物の表面をコーティングする加工のことです。
ニス加工を施すことで、印刷物の表面のこすれや傷つき、色移りを防ぎ、さらにデザイン性を高めることが可能となります。

ニス加工の特徴

ニス加工の特徴は、以下のようなものが挙げられます。
☑光沢のあるグロスニスとつや消しのマットニスとがあります。
※印刷物の仕上がりのイメージに合わせた選択をすることができます。
 
☑PP加工とは異なり、熱による圧着ではないことから、ヨレやシワを気にする必要はありません。

ニス加工のメリット・デメリット

メリットデメリット

ニス加工のメリット

ニス加工には、以下のようなメリットがあります。

【ニス加工のメリット】

〇納期が短く、コストを抑えられる

〇印刷物の表現の幅が広がる

〇納期が短く、コストを抑えられる

ニス加工は、印刷工程の際に同時に行うことによって、短納期でコストを抑えることが可能となります。

〇印刷物の表現の幅が広がる

ニス加工には、印刷物の表面全体に加工を施すものもありますが、特定の領域にのみニスを使った「局所ニス加工」もあります。こうすることで、模様を表現したり、デザインに立体感やアクセントを付け加えることが可能になります。例えば、通常の印刷物の表面に模様などのニスを塗布することで、目を引くような立体的なデザインに仕上がるのです。そのため、デザインにこだわりたい場合にはおすすめの加工と言えます。
また、「擬似エンボス加工」はニスを使った加工の中でも、最も表現力のある加工方法の一つとされています。2種類の性質の異なるニスを併用することで、立体感のある凹凸や高級感のある光沢などを表現することもできる加工方法です。このように、アイデア次第で印刷物の表現の幅が広がるのもメリットと言えるでしょう。

ニス加工のデメリット

【ニス加工のデメリット】

▲耐久性が低い

▲耐久性が低い

ニス加工は、樹脂製の液体であるニスを薄く塗って印刷物の表面を保護している加工であるため、PP加工やパウチ加工のような張りは出ません。またこすれや傷つき、色移りを防ぐことは可能ですが、一方で耐久性が大幅にアップするわけではありません。
耐久性を重視したい印刷物を作成する際には、PP加工を選ぶことをおすすめします。

ニス加工の使用例

パンフレット 女性
・雑誌
・書籍の表紙
・名刺
・チラシ
・パンフレット
・ポスター
・パッケージ
・ポケットファイル
・パッケージング

さまざまな印刷物に活用されています。

ニス加工と混同されやすいPP加工とは?

先ほどからも、PP加工というワードは出てきていましたね。よくニス加工と混同されやすいため、少しだけ違いをご紹介しておきます。
PP加工とは、紙の表面にPP(ポリプロピレン)フィルムを貼ることによって、表面をコーティングする加工のことです。

【PP加工のメリット】
・耐久性を向上させる
・防水性を向上させる
・高級感を演出する
・発色を鮮やかにする

 
PP加工についての詳しい内容はPP加工とは?冊子製本の表紙に高級感をプラスして差をつけよう!をご覧ください。

ニス加工とPP加工どちらを選択すれば良いか迷ったら…選び方

選び方
ニス加工にするか、PP加工にするか迷った場合には、3つの選び方のポイントを参考にして選びましょう。
①納期・コスト面
ニス加工は短納期で低価格。
できるだけ早く作成したい場合や予算を安く抑えたいという場合には、ニス加工がおすすめです。
 
②耐久性
ニス加工は、必要な部分にのみコーティングしますが、PP加工は印刷物の全面をフィルムで加工します。
長期間の使用や保管を目的としている場合には、PP加工を選びましょう。
 
③デザイン性
ニス加工もPP加工もどちらも印刷物をよりよく見せるための表面加工ですが、こだわりのあるデザインにしたいという場合には、ニス加工がおすすめです。

まとめ

ニス加工は、印刷物の表面にニスを塗布することで、こすれや傷つき、色移りを防ぎ、さらにデザイン性を高めることができる加工のことでしたね。
印刷物にニス加工やPP加工などのような加工を施すことで、印刷物を保護したり見栄えも良くなったりとさまざまなメリットがあります。
樹脂製の液体である、ニスで表面をコーティングするニス加工と、薄い
樹脂製の液体でコーティングするニス引き加工と、薄いPP(ポリプロピレン)フィルムを印刷物全体に貼るPP加工とでは、仕組みが異なるため、それぞれ向いているもの、不向きなものも異なります。目的や予算に合った加工を施して、よりよい印刷物を作りましょう。
ニス加工のことでお困りのことがありましたら、大倉印刷にご相談くださいませ!社員一同、こころよりご連絡をお待ちしております。
 
 
 
 
 

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