「横目(よこめ)」とは、用紙の長い辺に垂直な繊維の並びの紙のことです。
横目が適している印刷物は、「A4・B6仕上がりの冊子」などが挙げられます。
横目とは、用紙の長い辺に垂直な繊維の並びをしている紙のことです。
横目は、Y目とも表わされることがあり、寸法を表す際には939×636mmと大きいほうの数字を先に表記します。
なぜ紙の目が重要なのでしょうか。
一見してもわからない紙の目ですが、印刷物を作成するうえでは非常に重要となってきます。
その理由は、「印刷物ごとに適した紙の目がある」からです。そのため、よく分からないからどちらでもいいのでは?という訳にはいかないのです。
紙の目を縦目・横目どちらにするかによって、印刷や製本に影響が出てきます。
紙の目に対して、平行に印刷機に通すことや折ることは容易にできます。しかしながら、紙の目に対して垂直に印刷機に通したり、折ったりすることはしづらくなるのです。
紙の目に対して折る方向が一致している場合を順目、逆の場合を逆目と呼びます。
紙の目に対して垂直に折り加工をした場合、繊維が折り加工に反発します。その結果、折り目の表面が裂けてしまう、背割れや折った際のシワが発生しやすくなるなどの不具合が生じてしまいます。
ただ、平行な目を使っても背割れやシワが発生する場合もあります。というのも、背割れは紙が厚い場合により発生しやすくなるため、紙が厚い場合は、筋押し(スジ押し)などを行い、紙を折りやすくしてから折ると背割れの状態が軽減されます。
※またこれ以外にも、PP加工などの表面加工を行うことで、背割れを軽減する方法もあります。
・「A4・B6仕上がりの冊子(中綴じ・無線綴じ)」→きれいに折れるうえ、めくりやすいため
・「横型の封筒」→糊で封をする折り返し部分がきれいに折れるため
横目とは、用紙の長い辺に垂直な繊維の並びの紙のことでした。
紙目は印刷物の仕上がりを左右する可能性もあるほど、大変重要な要素のひとつ。
紙目によって、適している印刷物が異なるため、しっかりとチェックすることをおすすめします。
縦目についての詳しい内容は「縦目(たてめ)とは?」をご覧ください。
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