「遊び紙(あそびがみ)」とは、表紙と本文の間に挟む印刷がされていない、紙のことです。
遊び紙のメリットは、
・本の質感やデザインに高級感を与えられる
・本の作品を読者に伝えることができる
・手軽に使用することができる
今回は、遊び紙の種類の定番の用紙についてもご紹介します。
遊び紙とは、書籍や冊子の最初・最後の本文との間に挟む、本文とは関係のない印刷がされていない紙のことです。遊び紙は、主に本の保護や装丁(そうてい)の補強、装飾を目的に使用されています。
遊び紙は、本の質感やデザインに高級感を与える重要な要素で、特に高級書籍や特殊な印刷物に多く用いられています。
また、本の表紙をめくった裏側に貼られている紙のことを「効き紙」といい、遊び紙と二つ合わせて「見返し」といいます。
遊び紙には以下のような役割があります。
また、遊び紙には次のような特徴があります。
〇本の作品を読者に伝えることができる
〇手軽に使用することができる
遊び紙の一つ目のメリットとして、「本に高級感を与えること」が可能ということが挙げられます。
表紙をめくり素敵な遊び紙が目に入ることで、おしゃれで高級感が味わえます。遊び紙があることで、体裁の整った仕上がりに感じられるでしょう。
遊び紙の二つ目のメリットとして、「作品の雰囲気を演出すること」が可能ということがあります。
表紙をめくったときに、作品の雰囲気を醸し出すような遊び紙があることで、これから始まる物語の扉を開くようなわくわく感を与えることができます。
遊び紙の三つ目のメリットとして、「手軽さ」が挙げられます。
というのも、遊び紙は巻頭や巻末に紙を1枚挟み込むだけですので、製本の際の締め切りの前倒しもありません。また、遊び紙には何も印刷されませんので、原稿を作る手間もないことから、手軽に取り入れられるオプションとして人気です。
遊び紙として、以下のような種類が定番とされています。
《色上質紙》
バリエーション豊富なカラーが特徴の用紙。作品のジャンルや季節、コーポレートカラーに合わせて内容に関係のあるカラーをチョイスすることで、よりマッチした雰囲気に仕上げることができます。
《トレーシングペーパー》
透け感のある薄手の用紙で、本文の1ページ目に重ねることにより、ムードを演出することができます。
《クラフト紙》
少しざらざらとした手触りが特徴の茶色い用紙で、レトロな印象を与えられます。
遊び紙には、以下のような注意点があります。
・遊び紙は、表と裏のどちらにも挟むこともあれば、表または裏のどちらかのみに挟むこともあります。
・遊び紙は、ページ数にカウントされないこともあります。
・遊び紙は無線綴じ冊子のみのオプションで、中綴じ冊子には対応していません。
・遊び紙への印刷はできません。
・遊び紙は、「前」と「後」とで色を変えることはできません。
・ノド*から5mmは製本することで完全に隠れてしまいます。
→重要なデザインは、綴じ側から10mm以上離して配置することをおすすめします。
*ノド・・・本を開いたときに綴じられている内側のこと。
今回は、遊び紙についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
遊び紙は、表紙と本文の間に挟んである印刷されていない紙のことでしたね。
遊び紙をオプションとして用いることによって、次のようなメリットがありました。
〇本の質感やデザインに高級感を与えられる
〇本の作品を読者に伝えることができる
〇手軽に使用することができる
大倉印刷でも、遊び紙を承っております。大切な作品に遊び紙を取り入れて、より一層素敵に仕上げてみてはいかがでしょうか。
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