完全データとは?

データデザイン
完全データ

「完全データ」とは、印刷会社による修正・加筆が一切不要で、そのままの状態で印刷工程に進められる完成されたデータのことを言います。
完全データの条件を満たすためには、以下のポイントを満たす必要があります。
☑仕上がりサイズ
☑塗り足しの作成
☑フォントのアウトライン化
☑画像の埋め込みと解像度
☑CMYKへのカラーモード設定
☑トンボの配置
☑総インキ量
☑データ整理
☑ファイル形式
さっそく詳しく見ていきましょう。

完全データとは?

「完全データ」とは、印刷会社による修正・加筆が一切不要で、そのままの状態で印刷工程に進められる完成されたデータのことを言います。完全データは、デザインのズレや文字化け、色の設定不備などがなく、印刷会社が定めた入稿規定を完全に満たしている状態です。簡単に言えば、「このデータの内容・色・大きさで印刷しても問題ありません」というデータになります。データの修正があった場合、納期の遅れや追加料金が発生するため、入稿前には厳密なチェックが必要となります。
 
※「完全データ」は、「完全原稿」と呼ばれることもありまが、完全原稿は、データではなく製版用の原稿のことを指す場合もあるため注意が必要です。

完全データを満たす条件

完全データを満たす条件
完全データの条件を満たすためには、以下のポイントを満たす必要があります。

~完全データを満たす条件~
☑仕上がりサイズ
☑塗り足しの作成
☑フォントのアウトライン化
☑画像の埋め込みと解像度
☑CMYKへのカラーモード設定
☑トンボの配置
☑総インキ量
☑データ整理
☑ファイル形式

【☑仕上がりサイズ】

完全データの条件としてまずはじめに、仕上がりサイズが正しく設定されていることが重要となります。A4やB5など、最終的にどのサイズで仕上げるかを明確にする必要があります。

【☑塗り足しの作成】

塗り足しの作成も行う必要があります。印刷物の背景に色がついている場合、裁断時のズレによって白い部分が出てしまわないように、仕上がりサイズよりも外側、周囲に2〜3㎜まで背景色や画像をはみ出させておきます。塗り足しがない場合、端に白い線が出てしまうため、注意が必要です。

【☑フォントのアウトライン化】

フォント(文字)はアウトライン化されている必要があります。アウトラインとは、文字を図形化することです。アウトライン化を行わなかった場合、フォントが置き換わりレイアウト崩れを起こす原因になります。
 
アウトライン化に関する詳しい内容は、アウトライン化とは?をご覧ください。

【☑画像の埋め込みと解像度】

画像の解像度に関しても確認が必要です。配置した画像データは、埋め込みやリンク切れがのない状態にし、印刷に適した解像度である300〜350dpi程度を保つようにしましょう。というのも、原寸サイズで十分な解像度がない場合、印刷した際にぼやけた仕上がりになってしまうからです。

【☑CMYKへのカラーモード設定】

カラー設定も重要です。印刷は基本的にCMYKで行われます。パソコンのモニター表示用のRGBの状態のまま入稿してしまうと仕上がりが暗くなってしまったり、イメージと異なる色になってしまうことがあります。そのため、印刷用のプロセスカラーである、CMYKに変換するようにしましょう。
 
CMYKとRGBに関する詳しい内容は、RGBとは?CMYKとは?違いや用途についてもご紹介!をご覧ください。

【☑トンボの配置】

「トンボ」とは、トリムマークとも呼ばれており、印刷物を仕上がりサイズに裁断する際、またフルカラー印刷でCMYK4色の版を重ね合わせる際の目安となる印のことです。この仕上がりサイズや裁断位置を示すトンボが正しく配置されている必要があります。
 
トンボに関する詳しい内容は、トンボとは?をご覧ください。

【☑総インキ量】

総インキ量は、270%・320%・360%など印刷方式に合わせたCMYKのインキ濃度以下に設定するようにしましょう。

【☑データ整理】

不必要なオブジェクトや孤立点は削除しておきます。また、不要なオーバープリントを解除しておくことも忘れずに。

【☑ファイル形式】

多くの印刷会社において推奨されているファイル形式は、印刷用に書き出したPDFデータです。PDFには、「文字やレイアウトが崩れにくい」「カラー指定も安定しやすい」などのメリットがあり、トラブルも発生しにくい形式です。そのため、完全データはPDFで渡すようにしましょう。
 
PDFに関する詳しい内容は、PDFとは?をご覧ください。

完全データ作成のメリット

完全データ作成のメリット
完全データで入稿することで次のようなメリットがあります。
 
〇納期の遅延を防止する
〇修正費用や追加料金を削減できる
〇印刷品質が安定する

まとめ

完全データは、印刷会社側で修正や調整を行う必要のない、そのままの状態で印刷工程へ進める状態のデータのことでしたね。

~データ入稿前のチェックリスト~
☑仕上がりサイズは間違いないか
☑塗り足しがあるか
☑フォントのアウトライン化ができているか
☑画像の埋め込みと解像度は問題ないか
☑カラーモードはCMYKになっているか
☑トンボは配置されているか
☑総インキ量は印刷方式に合わせたCMYKのインキ濃度以下に設定されているか
☑不要なデータは整理されているか
☑ファイル形式はPDFか

 
こうしたポイントを押さえていれば、完全データであると考えて問題ありません。少しでも不安がある場合には、入稿前に印刷会社に確認することをおすすめします。大倉印刷には経験豊富なスタッフがおりますので、お気軽にお問合せくださいませ。心よりお待ち申し上げております。
 
完全データに関連する記事は印刷データ入稿における注意点と防止策をご紹介!をご覧ください。
 
 
 
 
 

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