帯・ブックカバーの役割をご存知でしょうか?
帯にはキャッチコピーや推薦文などが掲載されることから、ポップのような役割があります。
またブックカバーには、多くの情報を多様に伝える、汚れや水から表紙と書籍本体を保護するなどの役割があります。
今回は、帯・ブックカバーが効果的な印刷物の種類についてもご紹介します。
書籍の魅力を最大限に表現するために、ブックカバーの上から巻いてある紙のことを「帯」といいます。
書籍の帯の役割には、以下のようなものが挙げられます。
このように、書籍の帯には紹介やキャッチコピー、宣伝文句が記載されることが多く、帯によって読者の興味を引くことができます。ブックカバー同様に、この帯のキャッチコピーを目にして本を手に取ってみる人も多いことから、集客効果としての影響も高いと言えます。また、帯には全国の書店員や著名人による推薦文が記載されることも多く、帯の宣伝文句がきっかけとなり、ベストセラーになることもあるほどです。
なお、余談ですが書籍の帯は日本独自の文化ですので、海外の書籍には基本的には帯は付いていません。
帯に、「重版」「〇〇万部突破!」などがの言葉が書かれているのを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。こうした記載があることによって、“人気があり、売れている書籍である”という印象が付きます。
また、芸能人や著名人の名前を入れて「□□絶賛!」と書かれていた場合、「あの有名な人がすすめているなら、読んでみたい!」と思わせる効果もあります。
帯のサイズには、「特大帯」「超幅広帯」「全面帯」などがあります。また、形やレイアウトデザインなど、帯を工夫して個性を表現することも可能です。ただし、帯はキャッチコピーや推薦文などを載せる、ポップのような役割を果たしていることから、高さは書籍のサイズより低く、表紙に記載されている情報が読み取れるようにすることが必要条件となります。
市販の書籍に付いている帯を見てみると、ブックカバーや表紙とは異なるカラーで印刷され、大きく読みやすい文字で書かれていることがわかります。これは、デザインを全体的に統一するのではなく、表紙よりも目立つ色を使うことで、本をより目立たせているのです。
ただし、漫画や同人誌などのように、表紙に描かれている絵を帯で隠したくないという場合には、帯に絵の一部を印刷することもできます。このとき、帯もブックカバーも同じ用紙で同じ印刷方法で行うため、絵の色がズレる心配はありませんのでご安心ください。
ブックカバーとは、表紙、裏表紙、背表紙、折り返し(ソデ)部分が一枚の紙に印刷されたものです。
このようにブックカバーは、表紙の外側を覆うようにかけられている紙のことで、「ジャケット」とも呼ばれています。
書籍のブックカバーの役割には、以下のようなものが挙げられます。
ブックカバーの折り返し(ソデ)部分には、書籍のあらすじや著者のプロフィールを掲載することができます。このほかイラストを挿入することも可能なため、通常の表紙よりも多くの情報をさまざまな方法で伝えることができます。
また、ブックカバーは汚れや水から表紙と書籍本体を保護する重要な役割も持っています。参考書や教材、小説やエッセイなど長く繰り返し使う書籍にブックカバーを付けることで、しっかりと保護してくれるでしょう。
さらに、記念となるような特別な冊子にブックカバーを付けることで、高級感がアップします。会社案内やカタログにブックカバーを付ければ、既存のサービスや商品、競合他社との差別化としても実力を発揮してくれるでしょう。
帯・ブックカバーのデザインや掲載される内容は、印刷物のジャンルによって異なります。ここでは、いくつか具体例をご紹介します。
小説に帯やブックカバーを付ける際、物語の雰囲気やテーマをデザインしたものにすることで、読者の想像力を掻き立てる役割を果たしてくれます。また魅力的なイラストや写真、タイトルと著者名が目立つ配置にすることでより効果的になります。
ビジネス書に帯やブックカバーを付ける場合、シンプルかつプロフェッショナルなデザインを施すことをおすすめします。こうすることで、重要なキーワードが伝えやすく、著者の信頼性を高めることが期待できるのです。情報を整理し、わかりやすさという点に配慮することが重要となります。
自己啓発本を探している人は、ポジティブな変化を必要としています。そのため、帯やブックカバーを付ける際には、明るい配色やモチベーションがアップするイラストなどを用いて、本文からインスピレーションを与える言葉を引用することが大切です。
写真集・作品集では、文言よりもビジュアル面での魅力が非常に重要となります。美しく刺激的な印象を演出できるようなデザインがおすすめです。
帯やブックカバーを、購入後に捨ててしまったという経験はありませんか?
さまざまな役割を持つ帯やブックカバー。より一層魅力的なものにして、捨てられないようにするためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。
これまでもお伝えしてきましたように帯やブックカバーには、本の内容や著者に関係する情報を掲載することができます。
著者からのコメントやキャラクターのプロフィール、物語の背景となる情報など読者にとって有益で興味深い情報を提供することで、帯やブックカバーを大切に保管したくなるでしょう。
きれいなイラストやPP加工*、箔押し*などを組み合わせて施すことで、視覚的魅力が高まり、読者が手元に残したくなるようなデザインにすることができます。こうすることで、帯やブックカバー自体にコレクターズアイテムとしての価値を持たせることになるでしょう。
*PP加工に関する詳しい内容は「PP加工とは?冊子製本の表紙に高級感をプラスして差をつけよう!」をご覧ください。
*箔押しに関する詳しい内容は「箔押しとは?加工・印刷のメリット、注意点についてもご紹介!」をご覧ください。
帯やブックカバーに、読者からアプローチができる要素を盛り込むことも一つの手と言えます。例えば、QRコードを活用した特典コンテンツへの誘導などが挙げられるでしょう。こうすることで、読者が帯やブックカバーの存在を意識し、保管しておきたくなることでしょう。
初版限定のデザインやカラーバリエーション、著者のサイン入りの帯など特別感を提供することで、読者は帯やブックカバーを大切にすることでしょう。
大倉印刷では、帯やブックカバーのオプション加工も承っております。
例えば、ブックカバーであればPP加工を施すことにより高級感を出すことも可能です。
また、大倉印刷では長尺印刷が可能な「FUJI FILM Versant 3100 Press」を所有していることから、長さ630mm、天地320mm本のサイズであればB5の書籍のブックカバーまで自社で生産が可能です。このほか、B5以上の大きさも対応できますので、お気軽にご相談くださいませ。
また、本の見出しとも言える帯の印刷・加工も可能です。帯自体も、ブックカバーの絵柄に合わせてPP加工をすることもできます。
ついつい手にとってみたくなる1冊を大倉印刷で作ってみてはいかがでしょうか。
今回は、帯・ブックカバーの役割についてご紹介してきましたがいかがでしょうか。
帯やブックカバーには、印刷物の魅力を高める役割があります。
作品に個性や独自性を持たせ、差別化を図り、読者に書籍の魅力を伝えるためには帯やカバーは欠かせないアイテムと言えます。
入稿データを作成する際の疑問点や用紙についてなど、お困りごと・ご相談ごとがございましたら、大倉印刷までお気軽にお問合せくださいませ。
経験豊富なスタッフ一同、心を込めてご対応させていただきます。
大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
培った実績と経験で、短納期案件や少部数から多部数をこなしてきた豊富な実績がございます。
お客様の様々なニーズに応えるワンストップ生産体制にて、印刷、製本加工、納品・発送までの一貫生産
都内有数印刷機器の保有数です。
文京区に自社および自社工場を持つ利便性の良さをお客様のご要望に最大限活用させていただきたいと思っております。
帯・ブックカバーのことはもちろん大倉印刷だからこそ、できる形をご案内いたします。どんなことでも、お気軽にご相談お問い合わせください。
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