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詩集・句集・歌集印刷におすすめの製本方法とは?

2024年7月17日
詩集・句集・歌集印刷

詩集・句集・歌集印刷におすすめの製本方法をご存知でしょうか。
詩集・句集・歌集印刷におすすめの製本方法は、「無線綴じ」です。
「無線綴じ」は、背を糊で固める綴じ方です。ページ数の多い本に使用され、丈夫な仕上がりで長期保存・本棚での整理がしやすいのが特徴です。
詩や俳句、短歌など、これまでの自分の作品を1冊の素敵な本にしてみてはいかがでしょうか。

詩集・句集・歌集印刷におすすめの製本方法とは?

作品の印刷・製本というカテゴリから考えると、詩集や句集、歌集の製本がもっとも多いご依頼と言っても過言ではありません。
個人やサークル等に関わらず、やはり自分が作った作品が冊子になるのは嬉しいものです。
そこで、ここでは詩集・句集・歌集印刷におすすめの製本方法についてご紹介します。ご自身の目的に合った製本方法を探してみましょう。

◆ページ数が多いなら「無線綴じ」

無線綴じ製本
詩集・句集・歌集を製本する場合、ページ数が多いなら「無線綴じ」がおすすめです。
無線綴じは、製本の際に針金や糸を使用しない製本方法のことです。本文となる紙を重ね、表紙と本文部分を糊で綴じて製本されます。
また、本文を表紙でくるんで製本することから「くるみ製本」とも称されます。
無線綴じは、ページ数の厚みの分だけ背表紙ができるのが特徴で、一般的に本文32ページ以上の冊子に使用することが多くなっています。
 
【無線綴じの注意点】
▲ノド*が180 度完全に開きません。見開き中央付近に文字や図、写真などがある場合、隠れてしまい見えにくくなります。そのため、左右見開きの図柄などは特に位置関係に注意が必要となります。
*ノド・・・本を開いたときに綴じられている内側のこと。
 
無線綴じについての詳しい内容は「無線綴じとは?中綴じとどう違うの?メリット・デメリットについてもご紹介!」をご覧ください。

◆ページ数が少ないなら「中綴じ」

中綴じ製本とは
詩集・句集・歌集を製本する場合、ページ数が少ないなら「中綴じ」がおすすめです。
中綴じは、印刷した用紙を重ねて中心から二つ折りにし、折った部分を針金や糸で綴じる方法です。
1枚の用紙の裏表それぞれに4ページ分印刷されることになるため、ご注文ページ数は4の倍数となります。一般的にページ数は8ページから64ページの間で製本が可能です。
 
【中綴じの注意点】
中綴じ 注意点
▲用紙を重ねて二つ折りにしていることからズレが生じる場合があります。
というのも、中綴じ製本ではページサイズは全て同一です。したがって用紙を重ねていくと、紙の厚みによって内側の綴じ部分の位置がスライドし、その分だけ内側がはみ出してしまいます。ページ数が多い詩集・句集・歌集の場合や用紙が厚い場合には、より一層ズレやすくなります。
 
中綴じについての詳しい内容は「中綴じ製本とは?ページ数の少ない冊子におすすめの製本方法をご紹介します!」をご覧ください。

◆耐久性を考えるなら「上製本(ハードカバー製本)」

上製本(ハードカバー製本)
詩集・句集・歌集を製本する場合、耐久性や長期保存を考えるなら「上製本(ハードカバー製本)」がおすすめです。
上製本(ハードカバー製本)は、固くしっかりとした表紙で本文をカバーする製本タイプで、ページ数が多い作品集も、糸綴じや針金綴じ加工で抜け落ちがないよう綴じることができるため、頑丈な冊子に仕上がります。書店で販売されているような商品レベルの見た目を実現することが可能となります。格調高い作品集を作りたいという方には「上製本(ハードカバー製本)」をおすすめします。
 
【上製本(ハードカバー製本)の注意点】
▲無線綴じ製本や中綴じ製本と比べて工程数が多く複雑な作業となるため、多少日数がかかってしまうことです。
また、表紙の種類や綴じ方、オプションなど、どのような仕様にするかで選択肢も多く、仕様を決定するまでにも時間がかかってしまうことがあります。そのため、日程には余裕をもって準備する必要があります。

詩集・句集・歌集印刷のサイズについて

詩集・句集・歌集印刷のサイズは、タテ型またはヨコ型を選択することができます。
そして、使用するアイテム・用途によって適した大きさがあるので、つくりたい冊子の内容に合わせて、サイズ(大きさ)を決めるほうが良いでしょう。
下記に一般的なサイズと用途をご紹介しますので、サイズ選びの参考にしてみてください。

【タテ型サイズ】

A4サイズ(見開きA3)

仕上がりサイズ:210㎜×297㎜
もっとも一般的な冊子サイズです。

写真集、論文、カタログ、社内資料など

B5サイズ(見開きB4)

仕上がりサイズ:182㎜×257㎜
A4サイズよりすこし小さめで、A4と同じく使い勝手の良いサイズです。

絵本、オリジナルノート、フォトブックなど

A5サイズ(見開きA4)

仕上がりサイズ:148㎜×210㎜
A4の半分の大きさで、持ち運びもしやすいコンパクトサイズです。

教科書、詩集、エッセイ集など

B6サイズ(見開きB5)

仕上がりサイズ:128㎜×182㎜
B5の半分の大きさで、手になじみやすいサイズです。

単行本、書籍、手帳など

【ヨコ型サイズ】

横長のヨコ型サイズは、掲載するものを視覚的に大きく、また力強く見せる効果があります。
そのため、写真集や絵本、アルバムなど、写真や画像などがメインの冊子におすすめです。

A4サイズ

仕上がりサイズ:297㎜×210㎜

B5サイズ

仕上がりサイズ:257㎜×182㎜

A5サイズ

仕上がりサイズ:210㎜×148㎜

B6サイズ

仕上がりサイズ:182㎜×128㎜

詩集・句集・歌集印刷の用紙について

詩集・句集・歌集印刷の用紙は、どれを使用するかによっても冊子の仕上がりや質感は全く異なります。
「無線綴じ」「中綴じ」のいずれかの製本方法を選ぶにしても、表紙は本文よりも厚手の用紙を使うことが一般的です。
ただ、ページ数の少ない中綴じ冊子の場合、表紙と本文とを同じ紙・厚さにするのも良いでしょう。

≪上質紙≫

上質紙はコート系の用紙とは異なり、塗料が塗布されていないので、表面に光沢や艶が少ないのが特徴です。
インキで印刷するとインキが用紙に染み込みやすいため、発色はコート系よりありません。ただし、トナーを使う「デジタル印刷」の場合は、にじみや染み込みがないため、コート系と同等の発色を表現することができます。用紙に光沢や艶が少ないことから、文字を多く使用した印刷物に向いています。

【使用に適したアイテム】 書籍・テキスト・会報・議案書・論文・文集

≪ファンシーペーパー(レザック/マーメイド)≫

ファンシーペーパーは、特殊紙の一種。豊富な色・風合いをもち、高い装飾性も兼ね備えた用紙です。
エンボス加工なども施され、視覚的・触感的にも個性的で利用用途は幅広くなています。
一般的には表紙やブックカバー、商品のパッケージなど様々なものに使われています。

【使用に適したアイテム】 書籍の表紙・ブックカバー・カード類・ポストカード

≪色上質紙≫

色上質紙は、紙自体に色がついている上質紙です。一般的には表紙・本の扉や見返しなどに多く用いられます。
「最厚口」「超厚口」はカード紙のような厚みがあるのでポストカードや診察券などのカード類にも使われます。

【使用に適したアイテム】 冊子の表紙、冊子の扉、冊子の見返し、カード類

詩集・句集・歌集印刷におすすめの大倉印刷のオプション

大倉印刷では、詩集・句集・歌集印刷の製本も承っております。
そして、詩集・句集・歌集印刷によりデザイン性や機能性をもたせるなら大倉印刷のオプションもおすすめ。
詩集・句集・歌集印刷に特におすすめなのは、「PP加工」や「ブックカバー」「ブックケース」、それに加えて表紙の内側を彩る「見返し加工」です。

◇PP加工

PP加工の「PP」とは「ポリプロピレン」のことで表紙にフィルムを圧着し貼り合わせる加工のことです。こうすることによって、汚れや傷を目立ちにくくするというメリットがあり、さらに光沢感や高級感が出るので見栄えも良くなります。
大倉印刷なら、「グロスPP」、ツヤ感を抑えたマットな仕上がりの「マットPP」から選ぶことができます。本の表紙にはもちろんカバーや帯などにも活用されています。

◇ブックカバー製作

ブックカバー製作
「ブックカバー」は紙製のカバーで、詩集・句集・歌集を汚れから守ってくれます。さらに追加で表面にPP加工を施すことで、より汚れや水に強くなり、破れにくくもなるので耐久性もアップ!
本体の表紙デザインと異なるデザインが印刷できるのも嬉しいポイント。「表紙候補が2パターンあって選べない…」という場合にもおすすめです。
大倉印刷では長尺印刷が可能なFUJI FILM Versant 3100 Pressを所有しており長さ630mm、天地320mm本のサイズの場合、B5の本のカバーまで自社で生産が可能となっております。
(B5以上の大きさの本でもご対応可能ですのでお気軽にご相談ください。)

◇ブックケース製作

詩集・句集・歌集をブックケースに入れることでよりプレミア感が際立ちます。
大倉印刷では、こちらもご対応可能ですのでお気軽にご相談ください。

◇見返し加工

見返し加工
「見返し加工」は、1枚の紙を二つに折り、本文の先頭と最終ページに見返し用の用紙を入れて、表紙・裏表紙の内側を貼り付けて仕上げをします。
この加工を施すことで、冊子の装飾性・高級感がアップするだけでなく、作品集を補強するという役割も担ってくれます。
大倉印刷では、この見返しにも印刷が可能となっておりますので、お気軽にご相談ください。

◇箔押し加工

箔押し加工
「箔押し加工」は、タイトル文字や絵柄の金型を押し当て、金・銀などの箔を転写して表紙やブックケースに高級感をもたせることができます。
大倉印刷では、こちらもご対応可能ですのでお気軽にご相談ください。

◇ニス加工

「ニス加工」とは表紙やカバー表面の保護や補強に使われるものです。PP加工と比べ安価にコーティングすることができ、印刷物の色が変化しにくく、印刷物に汚れが付きにくいというメリットがあります。
大倉印刷では、こちらもご対応可能ですのでお気軽にご相談ください。

まとめ

今回は、詩集・句集・歌集印刷におすすめの製本方法についてご紹介してきました。
詩集・句集・歌集印刷には…
◆ページ数が多いなら「無線綴じ」
◆ページ数が少ないなら「中綴じ」
◆耐久性を考えるなら「上製本」
がおすすめです。
大倉印刷では、上製本のご対応も可能です。
弊社ではPUR製本の機械を所有し得意としているため、角背上製本にする為の仮くるみ(背固め)も行っております。
このほか、さまざまなオプションによって、お客様にとって唯一無二の詩集・句集・歌集の冊子をお作り致します。
詩集・句集・歌集印刷のことなら、大倉印刷におまかせください!全力でサポートさせていただきます。気になる方は、是非一度お問い合わせください。
 
 
 
 
 
大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
培った実績と経験で、短納期案件や少部数から多部数をこなしてきた豊富な実績がございます。
お客様の様々なニーズに応えるワンストップ生産体制にて、印刷、製本加工、納品・発送までの一貫生産
都内有数印刷機器の保有数です。
文京区に自社および自社工場を持つ利便性の良さをお客様のご要望に最大限活用させていただきたいと思っております。
詩集・句集・歌集印刷のことはもちろん大倉印刷だからこそ、できる形をご案内いたします。どんなことでも、お気軽にご相談お問い合わせください。

電話 03-3868-5260
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