写真集・作品集印刷におすすめの製本方法をご存じでしょうか?
写真集や作品集には、無線綴じがおすすめです。
また、開きの良い冊子を作りたい場合にはPUR製本。
ページ数の少ない冊子を作る場合には中綴じ製本もおすすめ。
今回は、仕様についても解説します。
写真集・作品集印刷におすすめの製本方法は、以下の3が挙げられます。
写真集・作品集のページ数が、数十ページ以上のボリュームがある場合には、「無線綴じ」で製本するのがおすすめです。
無線綴じとは、製本の際に針金や糸を使用せず製本する方法のことです。印刷された本文を表紙でくるみ、背表紙部分に接着糊を使い、冊子として製本します。こうしたことから、背表紙ができるのが特徴で、写真集や作品集のみならず、テキスト冊子やカタログにも使用される製本方法です。ページ数の多さに対しては、背幅を変えることで対応できます。
無線綴じなら、丈夫でしっかりとした冊子に仕上がり、背表紙にはタイトルや撮影の年月日などの情報も載せることができることから、書棚での長期保存にも適しています。
大倉印刷では、1200ページ(紙の厚さ70㎏ベース)まで対応が可能です。
無線綴じについての詳しい内容は「無線綴じとは?中綴じとどう違うの?メリット・デメリットについてもご紹介!」をご覧ください。
写真集・作品集を印刷する場合、見開きのページ全体に写真を掲載し、よりしっかりと見せたいという場合には「PUR製本」もおすすめです。
PUR製本とは、無線綴じに使用するホットメルトという糊の代わりに、強度や耐熱性に優れたPUR糊を使用する製本方法です。
反応性ポリウレタン系の接着剤を使用することによって、強度や接着性、柔軟性をアップさせることが可能になります。
そのため、通常の無線綴じよりも丈夫で本の根元から開きやすい冊子に仕上げることができるのも特徴の一つです。また、糊自体が温度変化への耐久性に優れていることから、長期保管する冊子にも向いています。
大倉印刷では、1日平均1500冊まで作成可能です。
PUR製本についての詳しい内容は「PUR製本とは?無線綴じとの違いやメリットについてもご紹介!」をご覧ください。
写真集・作品集の中でも、ページ数が少ないものであれば「中綴じ」を選ぶのも良いでしょう。
中綴じとは、印刷した用紙を重ねて中心から二つ折りにし、折った部分を針金や糸で綴じる製本方法です。ページの開きやすさが特徴で、ノド*までしっかり開いて見られることから、写真集・作品集におすすめです。
大倉印刷では、80ページ(紙の厚さ70㎏ベース)まで対応が可能です。
*ノド・・・本を開いたときに綴じられている内側のこと。
中綴じについての詳しい内容は「中綴じ製本とは?ページ数の少ない冊子におすすめの製本方法をご紹介します!」をご覧ください。
写真集・作品集印刷では、縦長A4サイズ、ひと回り小さいB5サイズが一般的です。
どちらも規格サイズなので、本棚にも収まりやすいでしょう。
このほか、コストがかかりますが、少し違ったサイズで個性的な写真集・作品集を作りたいという場合には、短辺綴じ(横型)や変形サイズで製本することも可能です。
この場合は対応できるかも含めて、一度印刷会社に問い合わせてみると良いでしょう。
大倉印刷では、短辺綴じ(横型)や変形サイズでの製本も可能です。
ここでは、写真集・作品集の表紙・本文におすすめの用紙をご紹介します。
写真集・作品集の表紙におすすめの用紙は「カード紙」です。
カード紙は、色鮮やかなカラー再現ができる発色の良さが特徴です。このことにより、掲載する写真をより鮮やかな見栄えにすることができます。
カード紙の表面はコーティング加工されているため、光沢があり、なめらかな手触りとなっています。
表紙に使う際の斤量(厚さ)は、180kg以上がおすすめです。カード紙180kgのイメージは、しっかりとしたポストカードほどの厚みです。
写真集・作品集の本文におすすめの用紙は、「コート紙」「マットコート紙」です。
コート紙は、表面がコーティングされており、光沢があります。発色が良いため、写真の鮮やかさを強調したいという場合に適している用紙です。
マットコート紙は、コート紙に比べて表面の光沢が抑えられています。ただその分、光の反射が少ないため、落ち着いた雰囲気を演出したい場合や文字も入れたい写真集・作品集に適している用紙です。
どちらの用紙も、なめらかな手触りで、インキのノリや発色が良く、写真を鮮明に印刷再現できるのが特徴です。
おすすめの斤量(厚さ)は、一般的なコピー用紙より 少し厚めとなる90kg以上が良いかと思います。90kg以上の厚みがあれば、裏面の印刷も透けにくく、しっかりとした写真集・作品集に仕上げることができます。
コート紙とマットコート紙の一番の違いは、光沢の程度にあります。そのため、作りたい写真集・作品集の雰囲気に合わせて選ぶことをおすすめします。
写真集・作品集をせっかく作るなら、「より高級感を出したい」「見栄えをよくしたい」という方も多いかと思います。そんな方には、ワンランク上の仕上がりになるオプション加工がおすすめです。
写真集・作品集に特別感を持たせたいなら、「PP加工」がおすすめです。
PP加工とは、表紙にポリプロピレン(PP)フィルムを貼り、表面をコーティングする加工のことです。PP加工を施すことによって、より発色が良くなるうえ、表紙を保護することも可能となります。使用するフィルムにより、艶のある「グロスPP」と艶の無い「マットPP」の2種類があります。
グロスPPは、艶のあるフィルムを使用するタイプです。加工前と比較すると表紙に光沢が出るため、色が濃く鮮やかに再現されるのが特徴です。
マットPPは、艶の無いフィルムを使用するタイプです。光の反射が抑えられることから、上品で落ち着いた雰囲気を演出できるのが特徴です。
写真集・作品集の表紙にカバーを付けるのもおすすめです。
カバーを付けることにより、表紙の高級感や質感を高められると同時に、大事な写真集・作品集を長期間、ほこりや汚れ、傷から保護することができます。
大倉印刷では、グロスPP・マットPP加工、またカバーのオプションも対応可能です。
こちらは、おすすめの印刷仕様の一例です。
本文には発色の良い「マットコート紙」、表紙には光沢のある「グロスPP加工」をオプションとして追加することで、高級感があり、鮮やかな写真集・作品集に仕上がります。
今回は、写真集・作品集印刷におすすめの製本方法やおすすめの仕様についてご紹介してきました。
家族やパートナーとの思い出の場面や、きらきらと輝く瞬間を収めた写真集・作品集は特別であり、素敵な冊子に仕上げたいものです。
写真集・作品集の印刷をお考えの方がいらっしゃいましたら、大倉印刷におまかせください!
社員一同心を込めて、お客様の大切な思い出の作品作りを全力でサポートさせていただきます。気になる方は、是非一度大倉印刷までお問い合わせくださいませ。
大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
培った実績と経験で、短納期案件や少部数から多部数をこなしてきた豊富な実績がございます。
お客様の様々なニーズに応えるワンストップ生産体制にて、印刷、製本加工、納品・発送までの一貫生産
都内有数印刷機器の保有数です。
文京区に自社および自社工場を持つ利便性の良さをお客様のご要望に最大限活用させていただきたいと思っております。
写真集・作品集印刷のことはもちろん大倉印刷だからこそ、できる形をご案内いたします。どんなことでも、お気軽にご相談お問い合わせください。
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