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RGBとは?CMYKとは?違いや用途についてもご紹介!

2025年4月12日
RGB CMYK

「RGB」や「CMYK」といった言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
「RGB」とは、「赤(RED)」「緑(GREEN)」「青(BLUE)」の光の三原色による発色形式のことです。
また「CMYK」とは、「シアン(CYAN)」「マゼンタ(MAGENTA)」「イエロー(YELLOW)」の三原色に「KEYPLATE(キープレート)」と呼ばれる黒色を混ぜた発色形式のことです。
これらの最も大きな違いは、再現できる色の領域です。
今回は、それぞれ使用するシーンについてもご紹介していきます。

「RGB」や「CMYK」とは?

「RGB」や「CMYK」は、どちらも色を表す言葉です。
みなさんは、パソコンでデータを作成したことはありますでしょうか。「パソコンでデータを作成し、紙に印刷してみたら、色のイメージが違う…」という経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、パソコン上で見ている色と印刷用紙上で見る色とでは、それぞれ発色形式が異なることから、2つの形式の違いがイメージのずれを引き起こしているのです。

【「RGB」とは?モニター画面上で使用される発色方式】

RGBとは
「RGB」とは、「赤(RED)」「緑(GREEN)」「青(BLUE)」の光の三原色による発色形式のことです。
パソコンやタブレット、スマートフォンなどのモニター画面を表示する際に使用される発色方式であり、こうしたモニター画面上の色は「RGB」によって表現されています。
「RGB」は色を重ねれば重ねるほどに白色に近づいていくことから、「加法混色」とも呼ばれています。
 
「RGB」に関する詳しい内容は、用語辞典「RGBとは?」をご覧ください。

【「CMYK」とは?印刷用紙上で使用される発色方式】

CMYKとは
「CMYK」とは「シアン(CYAN)」「マゼンタ(MAGENTA)」「イエロー(YELLOW)」の三原色に「KEYPLATE(キープレート)」という黒色をプラスした発色形式のことです。用紙に印刷した場合の色は、この「CMYK」によって表現され、混ざれば混ざるほどに黒色に近い色になっていくことから、「減法混色」とも呼ばれています。
ただし、CMYだけをいくら混ぜていったとしても完全な黒にはなりません。そのため、黒の部分を引き締めるために、CMYにKEYPLATE(キープレート:黒・墨)のインキを加えた4色を使ってフルカラーを表現しているのです。つまり、インキによる色の表現は基本的に「CMYK」であり、用紙にカラー印刷する場合は「CMYK」が標準色となります。
昨今では、「CMYK」にさらにインクを追加した5色や6色使用のプリンターも存在していますが、基本的にはプリンターで出力する際には、家庭用も業務用も同様に「CMYK」で色を再現しています。
 
「CMYK」に関する詳しい内容は、用語辞典「CMYKとは?」をご覧ください。

「RGB」と「CMYK」の最大の違いとは?

Question
「RGB」と「CMYK」の最大の違いは、再現可能色の領域(カラースペース)と言えます。
「RGB」と「CMYK」は、一見同じように見えますが、実際は「RGB」の方が「CMYK」よりも再現可能色の領域(カラースペース)が広くなっています。再現できる色の範囲を実際に比較してみると分かりやすいですが、「CMYK」の場合、「RGB」であれば表現可能な原色に近い鮮やかな色を再現できないケースもあります。
つまり、「RGB」を利用しているパソコン上で作成したデータは、用紙に印刷される際プリンターに送信されるときに「CMYK」変換されますが、「CMYK」では「RGB」でイメージした色の領域すべてをカバーすることができないのです。
こうしたことが原因で、パソコンで作成したイメージデータと、完成した印刷物とでは色味に相違ができてしまうことがあるのです。
特に、「RGB」で表現された青や緑、ピンク、水色などは「CMYK」に変換される際に色が大きく変化してしまうため、これらの色を多く用いたデザインは印刷前と後ではイメージが全く異なってしまうおそれがあることを覚えておくと良いでしょう。

「RGB」と「CMYK」のそれぞれの使用シーンとは?

「RGB」と「CMYK」と言うと専門用語というイメージがありますが、実際は両方とも日常生活のあちこちで使われています。
ここでは「RGB」と「CMYK」がどのようなシーンで使われているのかをご紹介します。

【「RGB」はインターネット上のコンテンツ作成で多く用いられる】

繰り返しになりますが、「RGB」はモニター上で使われる発色形式であるため、インターネット上のコンテンツ作成をする際に多く用いられています。たとえばWEBサイトやバナー広告、アプリケーションの開発、CM動画などです。また、画像編集ソフトを使用してイメージを作成し、インターネット上で公開した場合も「CMYK」に変換する必要がないため「RGB」で色が表現されます。

【「CMYK」はカラー印刷物に多く用いられている】

「CMYK」は印刷の色を表す形式となっていますので、さまざまなカラー印刷物に用いられます。たとえばパンフレットやカタログ、ポスターや名刺、チラシ、リーフレットなど多岐にわたります。このほか、店頭に貼ってあるポップや、商品パッケージなども色の表現は「CMYK」によっておこなわれています。

「RGB」と「CMYK」を相互変換する際は注意が必要!

拡声器 注意
これまで再三お伝えしてきましたように、「RGB」と「CMYK」はそれぞれ色を表す言葉ですが、再現できる色の領域が異なることから、相互変換した際に元のイメージに近付けるのは正直難しくなってしまいます。昨今では、画像編集ソフトも進化しており、「RGB」と「CMYK」の両モードで編集することができるようになりましたが、やはりモニター上でチェックする以上、実際に用紙に印刷した時に多少の相違が生じてしまう可能性を完全に消し去ることはできません。
そのため、イメージ通りの印刷物を作成したいという場合には印刷会社の色校正サービスを利用するのもひとつ手でしょう。色校正を印刷会社に依頼すると、事前に確認した校正紙と同じ用紙、同じ色に調整して印刷をおこなってくれます。そのため、イメージした色により近い印刷物が仕上がるでしょう。特に初心者の方は仕上がりイメージをつかむことができずに、色選びを失敗してしまうことも多々あります。コツをつかむまでは色校正などのオプションサービスを活用することをおすすめします。

まとめ

今回は、「RGB」と「CMYK」についてご紹介してきましたがご理解いただけましたでしょうか。
「RGB」は、「赤(RED)」「緑(GREEN)」「青(BLUE)」の光の三原色による発色形式。
「CMYK」は、「シアン(CYAN)」「マゼンタ(MAGENTA)」「イエロー(YELLOW)」の三原色に「KEYPLATE(キープレート)」と呼ばれる黒色を混ぜた発色形式。
それぞれ再現可能色の領域が異なるため、パソコン上でイメージした色と実際に用紙に印刷した際の色とでは相違が生じることもしばしば。
初心者の方や、しっかりとイメージした色で印刷物を作成したいという方は、印刷会社に依頼することをおすすめします。
大倉印刷でも、オプションにて色の校正を承っております。イメージ通りの印刷物を作成するお手伝いをさせていただけますので、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
経験豊富なスタッフ一同、心よりお待ちしております。
 
 
 
 
 

大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
培った実績と経験で、短納期案件や少部数から多部数をこなしてきた豊富な実績がございます。
お客様の様々なニーズに応えるワンストップ生産体制にて、印刷、製本加工、納品・発送までの一貫生産
都内有数印刷機器の保有数です。
文京区に自社および自社工場を持つ利便性の良さをお客様のご要望に最大限活用させていただきたいと思っております。
RGB・CMYKのことはもちろん大倉印刷だからこそ、できる形をご案内いたします。どんなことでも、お気軽にご相談お問い合わせください。

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