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フォントとは?選び方のコツと印刷トラブルを防ぐためのポイントをご紹介!

2025年2月28日
フォント 

フォントとは、印刷やデジタルメディアにおける文字のスタイルやデザインを示す言葉です。
フォントは、冊子やチラシはもちろん資料作りの際にも、どのような種類を選ぶかによって、出来上がりの印象が大きく変わる重要な要素の一つです。
今回は、選び方のコツと印刷トラブルを防ぐためのポイントについてもご紹介していきます。

【フォントとは?】

フォント
フォントとは、印刷やデジタルメディアにおける文字のスタイルやデザインを示す言葉です。具体的には、文字の形状のみならず大きさや太さ、間隔など、文字を構成している要素全体を包括する概念です。つまり、学校で使用する教科書、またチラシやパンフレット、会社で使う資料作りをする際にも、フォントの選び方で出来上がった冊子の印象が大きく変わると言っても過言ではないほど重要な要素と言えます。

【主なフォントの種類とその特徴】

『明朝体』

明朝体
明朝体は、毛筆で書いたようなはっきりとした「とめ」「はらい」そして、「うろこ」と呼ばれる三角形の山などが特徴のフォントです。メリハリのある字体で、長文でも読みやすいでしょう。ビジネス書などフォーマルな印象を与えたいときにしばしば使われるフォントです。

『ゴシック体』

ゴシック体
ゴシック体には、明朝体のような「とめ」「はらい」「うろこ」といった表現がありません。太いマジックペンで書いたような、ほとんどの線が均一な太さが特徴です。また、角ばった線のものは「角ゴシック体」、丸みを帯びた線のものは「丸ゴシック体」と呼ばれます。子ども向けのアイテムや女性におすすめの商品など、やわらかくてやさしい雰囲気を演出したい場合に使うと効果的なフォントです。

『デザインフォント』

デザインフォント
明朝体やゴシック体に分類できない、個性的な形のものは、デザインフォントやデザイン書体と呼ばれています。このほか、さまざまな分類がありますが、これだけ覚えておけば大丈夫でしょう。

【フォント選びで気を付けたいこと】

読みやすいく、相手に伝わるフォントを選ぶためには、「視認性」(文字の見やすさ)、「可読性」(文章の読みやすさ)、「判読性」(文字の判断のしやすさ)を意識したフォント選びが重要となります。
以下の3点に注意してフォントを選びましょう。

≪「視認性」「可読性」「判読性」を意識したフォント選びの基準≫
・きれいなフォント
・太字や斜体にも対応しているフォント
・読み間違いが少ないフォント

【フォントを選ぶ際のコツ】

選び方 ポイント
 

・シンプルなフォントを選ぶ
・使用するフォントは1~2種類に抑える
・日本語と英語を組み合わせる場合には、欧文フォントを使う

シンプルなフォントを選ぶ

フォントを選ぶ際には、『明朝体』や『ゴシック体』のような基本的なフォントを中心に選びましょう。
読者に「強い印象を与えたい」「目立たせたい」という思いから、個性的なフォントを選んでしまうと、かえって読みにくくなってしまうだけでなく、目立たなくなってしまうケースもあります。

使用するフォントは1~2種類に抑える

また、バリエーション豊富なフォントの中から選べると思うと、ついつい1枚の印刷物の中に多種類のフォントを使用してしまうということもあるでしょう。しかし、このようにさまざまな種類のフォントを使用してしまうと、散漫な印象を与えてしまい、かえってわかりづらく、目立たなくなってしまうのです。特に、“オシャレ”・“カワイイ”・“カッコイイ”などの理由から、ポップなフォントや派手な印象のフォントを選んでしまうことで、読みづらくなるというデメリットが生じてしまいます。
あくまでも、本やチラシ・パンフレットを作成する目的は読者に「伝える」ということです。そのため、フォントを選ぶ際にはスッキリとしたデザインにすることで、内容が理解しやすくなり、また読みたいという印象を与えることにつながるでしょう。

日本語と英語を組み合わせる場合には、欧文フォントを使う

日本語と数字、アルファベットなどが混在するデザインにする場合、数字とアルファベットには、欧文フォントを選ぶことで見栄えが良くなります。
というのも、和文フォントに用意されている数字やアルファベットは、サイズが小さくアンバランスになってしまうことも。その点、欧文フォントであれば数字やアルファベットの表現に特化しているため、和文フォントよりもバランスが取りやすいでしょう。なお、和文フォントしか使えない場合は、和文と数字・アルファベットの大きさを揃えることでバランスが良くなります。

【フォントで印刷トラブルを防ぐためのポイント】

PC ポイント
フォントが原因で起こる印刷トラブルについてしっかりと理解しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
それというのも、普段はパソコンやスマートフォンの画面上で見ていると、なかなか気が付かないかもしれませんが、印刷用のフォント選びには画面上で見ている文字とは異なる観点での判断が必要になるのです。つまり、フォントの種類はあくまでも個別のパソコン環境に依存することから、自分のパソコンにインストールされているフォントが、送り先のパソコンに同様のものがインストールされているとは限らないということです。ここからは、印刷する際のフォントトラブルについて具体的に見ていきましょう。

印刷したらフォントが変わることもあるということを理解しておく

Illustratorデータで印刷会社に入稿する場合、そのデータ内で使用したフォントが入稿先の印刷会社のパソコンで対応していないという場合には別のフォントに置き換わってしまいます。
そのため、Illustratorでデータを入稿する際には、文字をすべてアウトライン化するようにしましょう。ただし、アウトライン化した文字を元に戻すことはできません。編集できなくなってしまうため、忘れずに別名で保存しておくようにしましょう。

画像やフォント埋め込みPDFにする

アウトライン化しない場合には、画像やフォントを埋め込みPDFにするのも一つの手です。
Photoshopの場合、通常文字レイヤーを画像に変換して入稿します。そのため、フォントを埋め込むことができるPDFでの入稿もおすすめです。また、Microsoft Officeの場合はPDF入稿のほうがフォント周りのトラブルは少ないと言えます。Adobe AcrobatでPDFを開くと、プロパティでフォントがすべて「埋め込みサブセット」になっているかどうかを確認することが可能です。

文字を極端に小さく・太くしすぎない

文字を小さくしすぎてしまったり、また太くしすぎてしまうことで印刷時に文字がつぶれて読みづらくなってしまうことがあります。また、黒地に対して白い文字などでもつぶれてしまうことがありますので、背景と文字のそれぞれの色にも注意が必要です。

まとめ

フォントによって、印刷物の出来上がりの印象は大きく異なります。つまり、フォント選びをしっかりと行うことで、読みやすく魅力的なデザインにすることができるのです。
そして、印刷トラブルを防ぐためにも、フォントの利用条件や入稿データの確認も大変重要となります。
フォント選びを身につけて、読みやすく魅力的な印刷物を作ってみてはいかがでしょうか。
印刷用のフォント選びにお困りやご相談がありましたら、大倉印刷にいつでもご相談くださいませ。経験豊富なスタッフ一同、心を込めてご対応させていただきます。
 
 
 
 
 

大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
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