
読みやすい本文の入稿データを作るためのコツをご存じでしょうか。
読みやすい本文を作るために、「フォントサイズ:行間:余白」の黄金比である「1:1.5~1.8:0.5~0.8」を目安にすることが推奨されています。
こと、デジタル環境下では適切な余白が読み手のストレスを軽減し、さらに内容の理解をサポートしてくれます。

読みやすい本文の入稿データを作るためには、「フォントサイズ・行間・余白」の比率を意識することが大切です。
「フォントサイズ:行間:余白」の黄金比は、「1:1.5~1.8:0.5~0.8」を目安にすることが推奨されています。
具体的なプロの推奨設定は以下の通りです。
《フォントの種類》
⇒視認性が高く、親しみやすさや安定感のあるゴシック体または、可読性の高い明朝体が推奨されています。
《フォントサイズ:Web本文》
⇒「16px〜18px」が推奨されています。アクセシビリティ※の面から見ると、16px以上が望ましいでしょう。
※アクセシビリティとは、高齢者や障害の有無にかかわらず、誰もが製品やサービス、情報、Webコンテンツなどを円滑に利用できる「利用のしやすさ」のことです。
《フォントサイズ:紙の本文》
⇒8.5pt〜11ptが標準的です。
本文の文字の行間が詰まっていると読みづらくなってしまうため、以下のような比率が目安とされています。
《基本の目安》
⇒フォントサイズの1.5倍〜1.8倍(50%〜80%程度)
《設定方法》
⇒固定値よりも、倍数で設定することにより、フォントサイズを変更した場合でも読みやすい行間が自動的に維持できます。
《目安》
⇒12〜14ptの文字に対し、行送りは18〜24pt程度に設定すると良いでしょう。
余白に関しては、「字間」の余白と「ページ全体の余白(紙面・画面)」の2種類が重要となります。
《字間(文字間隔)》
⇒フォントサイズに対して、字間は5%〜10%が読みやすいとされています。
《ページ余白》
⇒印刷物の上下左右の四辺の内側に十分な余白を設定することで、視線が散らばらず、本文に集中しやすくなります。
余白(マージン)に関する詳しい内容は、「マージンとは?」をご覧ください。

Wordのフォントと文字サイズは、メニューバーから簡単に変更することができます。
こちらから文書全体のフォントとフォントサイズを設定します。
「▼」をクリックして、選択します。Wordの文字サイズの単位は「pt(ポイント)」です。
先ほどもお伝えしましたように、読みやすい本文のフォントのサイズは8.5pt~11ptです。本文の文字は、小さすぎても大きすぎても読みづらくなります。
長文を読む際、8pt以下の文字サイズは小さすぎてしまうため、写真のキャプションや、グラフや図の中の文字などに使用すると良いでしょう。なお、注釈に使う文字サイズは、7ptや6pt程度でも問題ありません。
WordやPowerPointでは、文字サイズは「pt」で表現します。一方で、IllustratorやInDesignでは「mm」や「Q(級数)」を使うことがあります。それぞれ同じ数値であっても、印刷したサイズは異なります。Wordのデータ作成で、文字サイズをpt以外の単位で指定された場合には、数値をptに計算する必要があります。Qからptの変換は、「Qの数値×0.7114」で算出できます。
例)
14Q×0.7114=9.9596pt
14Q=10pt(近似値)

読みやすい本文には適度な余裕が必要となります。紙面を文字でびっしりと埋め尽くしてしまうのはおすすめできません。文字の大きさとフォントが適切でも、行間や余白が適切でないと読みづらくなるため、可読性を高めるためには、行間を保つことも必要となります。初期設定のままの行間で書き始めるのではなく、まずは「文書のレイアウト」でバランスの良い行間を指定しましょう。なお、行間は一般的にはフォントサイズの1.4倍~1.8倍、余白部分はフォントサイズの0.4から0.8倍が読みやすいとされています。

①「ホーム」>「段落」>②「段落の設定(右隅の↘)」>③「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」のチェックを外します。
このように設定することで、これまで見えないグリッド線に合わせるようにして配置されていた行から解放され、行間を自由に変更できるようになります。

行間の種類の設定には、大きく以下の3種類があります。
倍数([1行], [1.5行], [2行], [倍数 (少数第二位までの任意の数)])
最小値
固定値
この際、行間を固定値ではなく「倍数」で設定しておくと、フォントサイズを変更しても黄金比が維持されます。また、「最小値」は、指定された間隔のギリギリまで行間を狭くする設定となっています。しかし、フォント自体に余白が含まれている場合には機能しなくなってしまうため、注意が必要です。

読みやすい本文を作るためには、以下の点に気を付けて作成しましょう。
【1行の長さ】
⇒日本語においては、1行30〜40文字程度が適切とされています。長すぎても短すぎても可読性が低下してしまいます。
【色とコントラスト】
⇒背景色とのコントラストを意識しながら、真っ黒よりも濃いグレーなどにすることで、目が疲れにくくなります。
ただし、これらの数値はあくまでも目安です。書籍、Web、資料などの用途やターゲット層に合わせて調整するようにしましょう。
今回は、読みやすい本文の作り方について、フォントサイズ・行間・余白の「黄金比」を交えながら解説してきましたがいかがでしょうか。
読みやすい本文を作るために、「フォントサイズ:行間:余白」の黄金比である「1:1.5~1.8:0.5~0.8」を目安にすることが推奨されています。
今回ご紹介しました内容が、読みやすい冊子作りの手助けとなれば幸いです。
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“フォントサイズ・行間・余白の「黄金比」”のことはもちろん大倉印刷だからこそ、できる形をご案内いたします。どんなことでも、お気軽にご相談お問い合わせください。
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