
「面付け」とは、冊子や本などのように複数ページある印刷物を作る際、印刷用紙に各ページのデータを正しい順序で並べて配置することです。
面付けの作業工程でミスが生じた場合、ページの順番が正しく製本されない「乱丁」やページが抜け落ちてしまう「落丁」が起こってしまうため、大変重要な工程です。
面付けのルールを知っておくことで、印刷工程にスムーズに携わることが可能となり、企画や構成についても別の視点で考察することができるようになるでしょう。

「面付け」とは、冊子や本などのように複数ページある印刷物を作る際、印刷用紙に各ページのデータを正しい順序で並べて配置することです。
印刷会社の工場には、オフィスにあるようなコピー機よりもはるかに大きい印刷機があります。おおよそ、バス1台分相当の大きさの印刷機もあるほどです。こうしたサイズの印刷機では、より大きな用紙に印刷することが可能となります。具体的には、「菊全」というサイズの紙は「939mm×636mm」、つまりA4サイズのチラシであれば最大8つ並べて同時に印刷ができるほどの大きさになります。A4サイズのPDFデータを印刷や製本のことを考慮しながら、さまざまなルールに従って菊全サイズの用紙に8つ並べるのが面付けとなります。
複数ページの印刷物は、こうして大きな一枚の印刷用紙にまとめて印刷され、それを折りたたんでまとめたものを裁断することで、冊子や本になるわけです。
「面付け」の種類は、冊子や本の製本の仕方によって異なります。
ここでは、「基本的な面付け」と「中綴じの面付け」の2種類をご紹介します。

1つ目の「基本的な面付け」は、主に無線綴じの製本の際に用いられています。先ほどもお伝えしましたように、印刷の際には、一枚の大きな印刷用紙に表面8ページ・裏面8ページの16ページのデータを配置して印刷していきます。その用紙を中央で二つ折りにし、回転させ二つ折りにする作業を繰り返して束にしていきます。このページ束が正しい順番になるように、ページが配置されていきます。
冊子の総ページ数に合わせて、2、4、8、16ページのいずれかを選択し、それらのページを束ねて重ね、組み合わせることによって、1冊の冊子を構成しているのです。
無線綴じに関する詳しい内容は、「無線綴じとは?中綴じとどう違うの?メリット・デメリットについてもご紹介!」をご覧ください。

2つ目の「中綴じの面付け」は、中綴じの製本の際に用いられています。中綴じとは、印刷した用紙を重ねて中心から二つ折りにし、折った部分を針金や糸で綴じる製本方法のことです。基本的な面付けと同様に、一枚の大きな印刷用紙に配置するページ数のパターンは2、4、8、16のいずれかとなります。
基本的な面付けと異なる点は、印刷されるページの組み合わせの配置です。中綴じ製本の場合、冊子を見開き状態にして、ページの束を組み合わせて製本されるため、見開きで配置されるページが、表紙(1ページ目)と裏表紙(最終ページ)のようし対に配置されます。具体的には、総ページ数が12ページの冊子なら1ページ目と12ページ目、2ページ目と11ページ目というように、最初と最後からそれぞれ数えていった順にページが配置されています。また、冊子の開く方向によって、各見開きのページ配置は逆になるので注意が必要です。
中綴じに関する詳しい内容は、「中綴じ製本とは?ページ数の少ない冊子におすすめの製本方法をご紹介します!」をご覧ください。
印刷会社に冊子の印刷用データを入稿する際には、面付けを考慮して1ページずつ書き出したファイルでおこなうことをおすすめします。
印刷会社で面付けがおこなわれる際には、一般的に面付け専用ソフトウエアを使用します。製版担当者が、入稿された印刷用PDFデータをご依頼通りのページ数や製本仕様に合わせてソフトウエア上でページを配置していきます。中には、無線綴じの製本にもかかわらず、2ページがつながった見開き状態でページデータを入稿される方もいらっしゃいますが、これはあまりおすすめできません。というのも、見開きデータでは、2ページがセットになっていることによって、面付けがおこなえないからです。見開きでデータ入稿を行った場合には、印刷会社側から、再度データを修正しての入稿を求められるほか、追加料金が発生してしまうこともあります。
したがって、冊子の印刷用データは、1ページずつ書き出したファイルで入稿するようにしましょう。また、各ページのファイルは、ページ順がわかるよう、ファイル名にページの順番を振っておきましょう。こうすることで、印刷会社での面付け作業もスムーズになります。入稿の形式や仕様は、各印刷会社によって指定されていることも多いため、入稿前に確認しておきましょう。
印刷データ入稿に関する詳しい内容は、「印刷データ入稿における注意点と防止策をご紹介!」をご覧ください。
面付けは、冊子や本の印刷製本に必須の工程ということをお伝えしてきました。ただ、印刷会社では、複数の案件やチラシなど冊子や本以外の印刷にも面付けを活用することがあります。こうすることで、作業効率を上げ、無駄を減らすといった工夫がされているのです。
具体的には、先述したようにA4サイズのチラシを大量に印刷したい場合は、A4サイズを一枚の大きな印刷用紙に8つ面付けすることで一度に印刷することが可能です。また、逆に印刷部数が少ない場合は、同じサイズで異なる案件を大きな一枚の用紙にまとめて面付けすることで、同時に複数の印刷をおこなうことも可能なのです。
こうした工夫は、印刷会社にとってメリットがあるだけでなく、短納期やコストダウンにもつながります。このように、少しでも早く、より手軽に印刷物を提供するためにも、印刷会社は日々工夫を凝らしているのです。
今回は、面付けに関して解説してきましたが、いかがでしょうか。
面付け作業を誤ると、ページ順がバラバラになる「乱丁」や、ページが抜け落ちてしまう「落丁」が発生するため、非常に重要な工程です。
印刷物を効率よく、かつ精度を高く仕上げるための非常に重要なプロセスである面付けをしっかりと理解して、実際の作業に反映させることで、より質の高い印刷物を作りましょう。
大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
培った実績と経験で、短納期案件や少部数から多部数をこなしてきた豊富な実績がございます。
お客様の様々なニーズに応えるワンストップ生産体制にて、印刷、製本加工、納品・発送までの一貫生産都内有数印刷機器の保有数です。
文京区に自社および自社工場を持つ利便性の良さをお客様のご要望に最大限活用させていただきたいと思っております。
“面付け”のことはもちろん大倉印刷だからこそ、できる形をご案内いたします。どんなことでも、お気軽にご相談お問い合わせください。
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