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片袖折り(かたそでおり)・Z折りとは?

2025年12月2日
片袖折り・Z折り

「片袖折り(かたそでおり)・Z折り」とは、冊子の本文中に見開きサイズの大きな紙面を挿入する際に、三つ折りにしてたたむ加工のことです。
片袖折りは、挿入する紙面を「Z」の形になるように折っていることから、Z折りとも呼ばれています。
この折り加工は、A3用紙をA4冊子に挟むなどのような、本文サイズと異なるページを冊子に一体化させたいときなどに便利です。

片袖折り(かたそでおり)・Z折りとは?

片袖折り・Z折り
片袖折り(かたそでおり)・Z折りとは、冊子の本文中に見開きサイズの大きなページを挿入する際に、三つ折りにしてたたむ加工のことです。
片袖折り・Z折りは、大きな紙面を挿入するために、ページの長い部分を約3等分になるように一度谷折りし、さらにまた山折りをして少し開くと、アルファベットの「Z」の形になります。これが、「Z折り」と呼ばれるようになった理由です。
この「片袖折り・Z折り」は、A3用紙をA4冊子に挟むなどのように、本文とサイズが異なるページを一体化させたいというケースに最適です。
実際に、片袖折り・Z折りのページを開くと、2ページ分つまり本来のページサイズが倍になるため、地図や図面、年表などを縮小せずに見やすく添えることが可能です。また、縦サイズがA5の冊子の場合、片袖折りのページは横がA4サイズになります。

片袖折り・Z折りの活用方法

防災対策マップ
片袖折り・Z折りは、詳細な情報を一枚で見せたい資料などに用いられます。片袖折り・Z折りのさまざまな活用方法をご紹介します。
 
〇年表
➪小学校や中学校の歴史の教科書の一番後ろのページに、片袖折り・Z折りで年表が挿入されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。片袖折り・Z折り加工されている年表を開くと、「縄文時代」「弥生時代」…と年代や出来事が記載されたページを一覧で見ることができます。
このように、年表は、冊子のなかでも本文とはまた別の用途として用いられることが多いため、一般的に片袖折り・Z折りで加工されます。年表や表などを本文に何ページにもわたり、印刷するよりも、パッと全体を一覧できる片袖折り・Z折りが見やすく、学習効果的にも良いと言えます。
 
〇地図
➪地図は、できるだけ広い範囲で見渡せるほうが便利ですので、片袖折り・Z折りの特徴が活きてきます。
たとえば、観光案内のガイドブックや災害対策の小冊子などの巻頭や巻末に挿入されている地図も、片袖折り・Z折りが用いられています。本来、大きく広げて見るような大きな地図は、冊子の間に挟み込むことも可能ですが、その分手間も費用もかかってしまいます。そこで、片袖折り・Z折りにしてページの一部として折り込むことによって、冊子から外れて落ちてしまう心配もなく、費用もそれほど高くなることはありません。
 
このほか、片袖折り・Z折りは以下のような使われ方をしています。
・設計図
・回路図
・家系図
・複雑な配線図
・工程表
・名簿
・フロー図
・長期チャート表
・ポスター
etc・・・
このように片袖折り・Z折りの用途は幅広く、読者の使いやすさを向上できるオプション加工となっています。
また、ポスターの特典やゲームの付録を片袖折り・Z折りにすることで、読者がページを切り取り、携帯したり、掲出するといった使い方もできます。

片袖折り・Z折りのメリット

メリット
片袖折り・Z折り加工には、以下のようなメリットがあります。

~片袖折り・Z折りのメリット~
〇情報の一体感が高まる
〇視覚的なインパクトがある
〇汎用性の高さ

【情報の一体感が高まる】

片袖折り・Z折り加工を施すことによって、冊子の本文と連続したデザインとなり、資料の一体感と見やすさが格段に高まります。

【視覚的なインパクトがある】

片袖折り・Z折り加工されていることで、ページを広げた際に強調したい重要な情報に対して、視覚的にインパクトを与えることが可能です。

【汎用性の高さ】

片袖折り・Z折り加工は、A4冊子にA3用紙を挟むなど、サイズが異なる紙を同じ冊子に収めるなどの応用が利きます。

片袖折り・Z折りの注意点

片袖折り・Z折り加工を施す際には、いくつか注意しなければならないポイントがあります。

~片袖折り・Z折りの注意点~
☑挿入位置
☑ページ数とのバランス
☑データ作成・入稿

☑挿入位置
➪片袖折り・Z折り加工のページを本文中に挿入する際には、必ず「偶数ページの後」に行う必要があります。
 
☑ページ数とのバランス
➪片袖折り・Z折り加工によって、ページが折りたたまれることによって、かさばってしまうため、冊子全体のページ数とのバランスを考慮する必要があります。
 
☑データ作成・入稿
➪片袖折り・Z折り加工を予定している場合には、入稿するデータは、本文と片袖折り・Z折りのファイルを分けて作成する必要があります。そのため、台割り表で位置を確認しながら原稿を作成することをおすすめします。

まとめ

片袖折り・Z折りは、A3用紙をA4冊子に挟むなどのように、サイズが混在する資料を一体化させたいというケースに最適です。
大倉印刷でも、片袖折り・Z折り加工を承っております。何かお困りごとがございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。
経験豊富なスタッフ一同、こころを込めてご対応させていただきます。

 
 
 
 
 
大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
培った実績と経験で、短納期案件や少部数から多部数をこなしてきた豊富な実績がございます。
お客様の様々なニーズに応えるワンストップ生産体制にて、印刷、製本加工、納品・発送までの一貫生産都内有数印刷機器の保有数です。
文京区に自社および自社工場を持つ利便性の良さをお客様のご要望に最大限活用させていただきたいと思っております。
“片袖折り・Z折り”のことはもちろん大倉印刷だからこそ、できる形をご案内いたします。どんなことでも、お気軽にご相談お問い合わせください。

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