
「書籍用紙」とは、小説や文庫本などのような書籍の本文印刷に特化した用紙のことです。書籍用紙は、淡いクリーム色の用紙であるため、目にやさしく長時間の読書に適しています。上質紙のような質感ではありますが、上質紙よりも裏移りしにくく、上品でクラシカルな印象を与える用紙です。
今回は、その特徴や種類、上質紙との違い、用途についてもご紹介していきます。
「書籍用紙」とは、小説や文庫本などのような書籍の本文印刷に特化した用紙のことです。書籍用紙は、上質紙と似たさらさらとした質感のシンプルな用紙で、コート紙のようなツヤや発色はありません。そのため、文章を印刷すると読みやすく、上品な印象に仕上がります。また、書籍用紙は、製紙の工程において弱アルカリ性に調整されたいわゆる「中性紙」です。したがって、長期保存に向いています。

書籍用紙には、次のような特徴があります。
書籍用紙には、いくつか種類があります。
書籍用紙の種類の一つに、淡クリームキンマリ/琥珀があります。この種類は、文庫本や小説、商業出版の本文によく用いられる用紙で高級感があります。目にやさしい淡いクリーム色の用紙で、裏が透けにくく、ページをめくりやすいのが特徴です。長文読書に適しています。
《おすすめの用途:文字の多い書籍》
学術書、文芸書、記念誌、文集、小説、エッセイなど
書籍用紙には、ホワイト書籍(ホワイトコハクライト)という種類もあります。この種類は、しなやかな白い用紙で、軽くて高い不透明性により裏に透けにくいのが特徴です。上質紙と比較すると15%軽くなっています。そのため、ページ数の多い小説や実用書でも書籍自体の重みを抑えることが可能となります。
《おすすめの用途:ビジネスシーンで薄い冊子に厚みを出したい場合》
ビジネス書
書籍用紙の中には、ラフクリーム書籍(ラフクリーム琥珀N)もあります。こちらの種類は、その名の通りクリーム系の色味でカサのある用紙です。ラフな手触りで保存性に優れていることから、自分史*や長期的に保存しておきたい書籍に向いています。
《おすすめの用途:薄い本に厚みや雰囲気を演出したい場合》
書籍全体の厚みを出しつつ、読みやすさも追求したいという場合におすすめです。
*自分史についての詳しい内容は、「追悼集、自分史の作り方のステップと製本方法についてもご紹介!」をご覧ください。


この章では、書籍用紙と上質紙の類似ポイントと違いについてご紹介します。
書籍用紙と上質紙の類似ポイントは以下のとおりです。
・さらさらとしたシンプルな質感
・鉛筆や水性ペンで書き込める筆記性の高さ
・安価で使いやすい
書籍用紙の価格は、上質紙とほぼ同様か若干高い程度です。そのため、コスト面を気にすることなく使える用紙と言えます。比較的ページ数が多くなってしまう小説や資料集、教科書やテキストなどに向いています。
書籍用紙と上質紙の違いは以下のとおりです。
・用紙の色(書籍用紙は淡く黄味がかっていて、上質紙は白色)
・書籍用紙のほうが裏移りが軽減される
・書籍用紙のほうが上品でクラシカルな印象
書籍用紙と上質紙との大きな違いは色です。書籍用紙は、クリーム色とアイボリーの中間のような落ち着いた黄味がかった色で「書籍らしさ」を演出してくれます。実は、書店に並んでいる書籍のほとんどは、書籍用紙で作られています。小説や学術書などは白色用紙に黒文字といったイメージがあるかと思いますが、実際にはどれもうっすらと色がついています。気になる方は実際に書店でチェックしてみてくださいね!

書籍用紙は、これまでもお伝えしてきましたように上質紙とは一味違う高級感を演出してくれます。そのため、小説や詩集のようなじっくりと読んでほしい書籍や長期間手元に置いてほしい書籍には書籍用紙の使用をおすすめします。
その一方で、ビジネスシーンにおける会議資料やプレゼン資料、報告書などは上質紙のほうが適しているでしょう。
今回は、書籍用紙についてご紹介してきましたがいかがでしょうか。
書籍用紙は、淡いクリーム色が特徴で目にやさしく長時間の読書に適した用紙です。そのため、小説や文庫本などのような書籍に用いられています。
また、自費出版の小説や詩集、同人誌などを書籍用紙に印刷することで、読書家の目を引く王道的な「本らしい書籍」に仕上げることができます。今後こうした書籍の制作をお考えの方は、書籍用紙も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
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“書籍用紙”のことはもちろん大倉印刷だからこそ、できる形をご案内いたします。どんなことでも、お気軽にご相談お問い合わせください。
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