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背表紙(せびょうし)とは?表紙の基本について解説!

2025年12月16日
背表紙

背表紙(せびょうし)とは、本棚で並んでいる本の外側に見える、表紙と裏表紙をつなぐ部分のことです。背表紙には、その本のタイトルや著者名などが印刷されており、本を探しやすくする「本の顔」としての役割を持っています。
また、表紙の基本は、「表1」「表2」「表3」「表4」です。というのも、タイトルが印刷されている表紙である「表1」だけでなく、裏表紙である「表4」、そして表紙と裏表紙のそれぞれ裏が「表2」、「表3」となり4面すべてを合わせて「表紙」と呼ぶのです。つまり、表紙と裏表紙のそれぞれ裏面も印刷的には表紙としての扱いとなります。

背表紙とは?

背表紙とは?
背表紙とは、本棚に並んでいる本で人目に触れる、表紙と裏表紙をつなぐ部分のことです。背表紙には、その本のタイトルや著者名が印刷され、本の存在を表す大切な部分となります。本を見つけ出す際や整理整頓をする際に重要となり、「本の顔」としての役割を担っています。この背表紙の作り方によって、本の印象は大きく変わると言われています。そのため、これから初めて本を作るという方にとっても、背表紙を理解することは基本の第一歩となります。

背表紙に記載する情報とは?

①書名
→背表紙で最も重要なポイントは、書名です。本棚に並んでいてもすぐに見つけ出せるようにはっきりと配置しましょう。
 
②著者名
→背表紙に載せる情報として、書名と同じくらい重要なのが著者名です。こと、学術書や小説においては重要視されています。
 
③出版社名やロゴ
→背表紙に出版社名や発行元のロゴを印刷することで、ブランド力を示す効果も期待できます。

表紙の基本

表紙の基本
本の印刷・製本を印刷会社に依頼する場合、表紙周りに関する入稿は以下の2点に注意しましょう。

【①表紙には「表1」「表2」「表3」「表4」がある】

背表紙についてご理解いただいたところで、次に表紙の基本について解説していきます。
皆さんは、「表紙」と言われた場合、どこのことを指すと思いますか?実は、表紙には「表1」「表2」「表3」「表4」があります。タイトルが印刷されている面が表紙=「表1」、本の裏にある裏表紙=「表4」、さらに「表1」と「表4」のそれぞれ裏面も表紙となります。つまり、「表1」「表2」「表3」「表4」の4面をすべて合わせて表紙と呼びます。印刷業界においては、表紙と裏表紙のそれぞれの裏面も表紙の扱いとなります。

【②「表1」「表2」「表3」「表4」を入稿する場合「表紙のデータ」として入稿する】

「表1」「表2」「表3」「表4」の位置にくるデータは、印刷会社に依頼する際には「表紙のデータ」として入稿しましょう。それ以外のページは「本文のデータ」として入稿しましょう。

入稿データのルール

☑「表1」「表2」「表3」「表4」(表紙)のデータと本文データは分けて入稿する!
☑「表1」「表2」「表3」「表4」(表紙)と本文とがしっかり見分けられるようにファイルを別にして名前を付ける!
 
この2点を徹底することで、印刷会社側が入稿データを確認する際にわかりやすく、スムーズに印刷・製本の工程へと進めることができ、納期通りに出荷することが可能になります。もしも、「表2」や「表3」に何も印刷しない場合には、印刷する面の表紙データのみを入稿すると良いでしょう。

「表2」「表3」にも印刷する本や冊子の注文と入稿方法について

写真集やパンフレット、カタログなどは「表2」「表3」に写真や文章を印刷することも多くなっています。ページ数の少ない会社案内やパンフレットなどは、本文の1ページ目を「表2」から始め、最終ページを「表3」に印刷することで、内容を充実させながらもページ数を抑えた冊子を作ることが可能です。

【「表2」「表3」にも印刷する場合の注文方法】

表紙入稿データ 両面印刷

表紙の印刷面を「両面印刷」を選んで注文します。
大倉印刷では、「両面カラー」「表面カラー/裏面モノクロ」「両両面モノクロ」からお選びいただけます。

【「表2」「表3」にも印刷する場合のデータ入稿】

①表紙データ(「表1」「表2」「表3」「表4」)
②本文データ
 
①②それぞれのファイルを、わかりやすい名前をつけて入稿しましょう。

無線綴じ製本にするなら表紙には「背表紙」のデータも入稿

無線綴じ製本された本や冊子には、背表紙ができます。この際、表紙と同じ用紙で「表1」と「表4」と同じ面に印刷されることになります。
無線綴じ製本なら、表紙の用紙で本文用紙の束を包むようにして製本され、きれいに折り目がつけられた背の部分が背表紙となります。
無線綴じ製本の本や冊子は、表紙、背表紙、本文のデータをそれぞれ入稿しましょう。ただし、背表紙に何も印刷しない場合には、背表紙のデータを入稿する必要はありません。
 
無線綴じに関する詳しい内容は、無線綴じとは?中綴じとどう違うの?メリット・デメリットについてもご紹介!をご覧ください。

【背表紙のデータ作成】

背表紙のデータを作成する際には、背幅がどれくらいのサイズになるのかを、表紙と本文に使う紙の厚みとページ数から算出します。算出されは背幅で、背表紙のデータを作成します。

背表紙に裏側はあるの?

背表紙の裏側、つまり「表2」と「表3」の間は、本文用紙の束を糊を塗布して留める部分ですので、印刷は行いません。そのため、背表紙の裏側のデータ作成は必要ありません。
また、「表1」~「表4」のデータをそれぞれ別ファイルで作成する場合も背表紙の裏側のデータは作成しなくて大丈夫です。「表2」と「表3」のデータを見開きで作成したい場合には、背表紙にあたる中央に印刷しない背幅分を足して(背幅分の空白を設けて)作成するようにしましょう。

【背表紙のデータ入稿】

背表紙のデータは、表紙データと同様、本文データと分けて入稿しましょう。

まとめ

今回は、背表紙や表紙の基本について解説してきましたが、いかがでしょうか。
本や冊子を初めて印刷会社に印刷注文する際にも、今回ご紹介しました表紙周りのことを覚えておけばデータ入稿時も安心です。
さらに、台割表を使うことで、どこに何のページがあるか、用紙は何を使って、印刷はカラーまたはモノクロかなどが一目瞭然ですのでぜひご活用くださいませ。
 
台割表に関する詳しい内容は、台割表とは?をご覧ください。

 
 
 
 
 
大倉印刷は、2024年には文京区で創業40年となりました。
培った実績と経験で、短納期案件や少部数から多部数をこなしてきた豊富な実績がございます。
お客様の様々なニーズに応えるワンストップ生産体制にて、印刷、製本加工、納品・発送までの一貫生産都内有数印刷機器の保有数です。
文京区に自社および自社工場を持つ利便性の良さをお客様のご要望に最大限活用させていただきたいと思っております。
“背表紙”のことはもちろん大倉印刷だからこそ、できる形をご案内いたします。どんなことでも、お気軽にご相談お問い合わせください。

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